唯一無二なデザインと妥協なしの性能 『Nothing Headphone (a)』で日々の生活に彩りを

 もはやファッションの一部となっているヘッドホン。街中を通りゆく人々がつけているヘッドホンの中で「あのヘッドホンおしゃれだな」と思ったのが「Nothing」のヘッドホンだった。

 そんなNothingから最新の『Nothing Headphone (a)』が発売された。これは昨年リリースされたNothing初のヘッドホン『Headphone (1)』に続く2作目。前作に比べ値段を抑えながら、強化されたバッテリー性能と豊かなカラーバリエーションなど注目すべきポイントが盛りだくさんな『Nothing Headphone (a)』をレビューしたい。

前作を踏襲しつつ、より進化したデザイン

 まず触れなければならないのは、なんと言ってもデザイン性だ。前作の透明で内部が見えるシースルー構造も秀逸だが、今作は筆者が使用したピンクに加え、日本限定カラーとしてイエローも登場。

 唯一無二なデザインだが、イヤー部分の厚みやボリュームはそこまでなく四角と楕円というシンプルな形で構成されているため、着けてみると意外とどんな服にも違和感なく合うのは嬉しい誤算だった。友人にも「そのヘッドホンどこのやつ? おしゃれだね」と言われるなど、つけているだけでおしゃれさがワンランクアップした気になれる優れものだ。筆者が使用したピンクと日本限定カラーのイエローはどちらもビビットではなくパステルカラーとなっているため、コーディネートのワンポイントとして使いやすいものとなっている。

 また、前作はイヤーカップの周辺にアルミが使用されていたが、今作はプラスチックを採用しているため約310gと前作よりも軽量化されている。イヤー部分の通気性に優れた低反発クッションも相まって、つけていても重さや疲労感を感じないのも使いやすいポイントだ。

抜群の操作性と期待を超える音

 次に驚いたのが直感的で使いやすい操作性だ。前作を踏襲した指先だけでコントロールできるパドル、ローラーが使いやすく、全ヘッドホンに適用してもらいたいくらいだった。

  音量はローラーを回すだけであり、プッシュで一時停止・再開、長押しでノイズキャンセリングとなる。パドルは左右に倒すと曲送りと曲戻し、倒しっぱなしで早送り・早戻しを行えるなど、メインの操作はこの2つで完結しており、これが非常に使いやすい。

上部にあるのがローラーで、下部にあるのがパドル

 
 筆者は他のヘッドホンを使った際、特に使い始めたばかりの頃はどのボタンを押せばいいのか分からなくなり、結局スマホを取り出すということもしばしばあったが、直感的に操作できる本製品は最初からストレスなく使うことができた。

 そして音質も期待以上。前作よりも廉価となっているので音質面はどうかと身構えていたが、抜きん出た音質ではないものの、他社のヘッドホンと比べても遜色のない音質となっている。専用アプリでは音域が調整でき、簡易なプリセットが4種類あるほか、専門家が調整したプロファイルも使用できるので自分好みの音を探すことも可能。空間オーディオも搭載しており、コンサートモードとシアターモードも選択ができるようになっている。

 さらに、ノイズキャンセリングもなかなかの高性能。専用アプリからは「低・中・高・アダプティブ」の4種類から選択でき、その場に合わせたノイズキャンセリングが可能だ。トップレベルのヘッドホンと比べるとさすがに若干見劣りはするが、電車の中で使うと「中」でも周りの人の声や車内アナウンスは気にならなかったので十分である。ノイズキャンセリングをonにする際には太鼓を叩くような音、offする際に人の呼吸のような音といった別の音がするので、どちらに切り替えるのかがわかりやすいのも地味に嬉しい仕様だった。

ズボラには助かる最大5日間のバッテリー性能

 そして前作を凌ぐ点がバッテリー性能だ。ノイズキャンセリングoffでは最大135時間、on状態でも最大75時間と驚きの持続力となっており、実際に6日間は充電せずに使用することができた。また、5分の高速充電で5時間の連続再生も可能となっているのも評価すべきポイント。筆者は出かける直前でヘッドホンやイヤホンの充電が少ないことに気づき、ヒヤヒヤしながら使うことがしばしばあるので、長時間使えるバッテリー性能と短時間の充電で使えるのはとてもありがたく感じた。

  その他にもボタンには専用アプリを使って音声アシスタントの呼び出しや、ノイズキャンセリングの切り替えなどの割り当ても可能となっており、今作からはカメラシャッターモードも追加。スマホを使うことなく、ヘッドホンから写真や動画の撮影ができるため、ダンスをやっている人などには使い勝手の良い機能だろう。

日々の生活に彩りを与えてくれるヘッドホン

 唯一無二なデザインはつけるだけでおしゃれな気分にさせてくれ、音質と使い勝手も確かな『Nothing Headphone (a)』はデザイン面でも性能面でもこれまでの生活に新たな彩りを加えるヘッドホンだと感じた。普段イヤホンを使っている人や、既にヘッドホンを持っている人のデザインを重視した2つ目のヘッドホンとしてもおすすめな代物となっている。新生活の始まるわくわくと不安が入り混じった季節である春に、自分の生活に彩りを与えてくれる新たな相棒として『Nothing Headphone (a)』を迎えてみてはいかがだろうか。

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