バストに“1億円”の保険をかけた元グラドルが人生最後の撮影に挑戦「かっこいい姿を見せたい」

 9月5日より、ABEMAにて今を生きる女性の“幸せ”を、MEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女たち』シーズン2がスタートした。“ダマってられない女”とは、他者に物申すわけではなく、思わずおしゃべりが止まらなくなる状態のこと。当番組はさまざまな女性の人生観に触れ、自分自身の価値観と照らし合わせるなかで、“女性の幸せ”について考えていく。

 本稿では、第13回の内容を振り返りながら、見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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 今回は、元グラビアアイドル・井上晴美の“人生最後”のグラビア撮影に密着。井上は現在、18歳の息子と16歳・14歳の娘を育てるママ。約30年ぶりにグラビアに再挑戦することを決めた理由について聞くと、「子どものためにずっと生きてきちゃったから、自分の人生を歩んでいなくて……」と語り始める。

 3人の子どもたちは、かつてグラビアで時代を席巻したママの姿を知らない。だからこそ、「かっこいい姿を見せたい」という気持ちが芽生えた。そこから井上は、子育ての合間を縫って毎日2時間のトレーニングを開始。バストアップや二の腕の引き締めに加え、食事管理も徹底して理想のボディラインへと仕上げていった。なかでも、井上のおすすめは、“卵かけご飯onレモン”。タンパク質とビタミン摂取を効率的にでき、体内でのコラーゲン生成をサポートしてくれるという。

 井上は、16歳のときに菅野美穂や中谷美紀とともに、『桜っ子クラブ』さくら組でアイドルデビュー。当時、井上のなかで「アイドル=かわいい」というイメージがあったという。しかし、水泳大会などの企画で用意される衣装は、身体のラインが強調されるセクシーなものばかり。井上は、「方向性のギャップがすごかった」と振り返る。

 そこから25歳のとき、バリカンで頭を刈り、坊主になった姿でヘアヌードに挑戦。この体験が、“自分軸”で生きる大切さに気づくきっかけになった。31歳で国際結婚し、翌年に出産。第3子が誕生した37歳のときに、生まれ故郷の熊本県に移住した。50歳で離婚をしてからは、シングルマザーとして3人の子どもたちを育てている。美容院にも行かず、「前髪は子どもの文房具ばさみで切る」とあっけらかんと語る。

 いよいよ迎えた“人生最後”のグラビア撮影当日。トレーニングの成果は、数字にもはっきりと表れていた。30センチあった二の腕は、なんと26.5センチに。わずか1カ月で、マイナス3.5センチを達成したのだ。26年ぶりの撮影用メイクを施し、撮影に臨む。今回は、ワンピース水着・背中を出したドレス・ランジェリードレスの3パターンの衣装を着用。

 カメラのシャッターが押されるたびに、魔法がかかったように華麗なポージングを見せていく井上。その姿を見たスタッフ陣も、「何十年ぶりとは思えない」と絶賛していた。撮影後に出来上がった写真を娘に送ると、「まじいけてる」「やば」と心からの称賛の声が届いた。「グラビア引退後の約30年、いいことも悪いことも含めた50代の姿の記念がほしかった。年を重ねるのは、辛いことじゃなく楽しい」と語る井上の表情は、晴れやかだった。 

 番組の後半では、9年前に“大炎上”した家族に密着。当時8歳、“小学生ホスト”として大きな注目を集めていた琉ちゃろ。母親のちいめろは、人気ブロガーとしてカリスマ的な支持を得ていた人物で、SNS映えを狙った派手な衣装やメイク、ホスト風のビジュアルの息子を発信していた。しかし、その投稿が一部のネットユーザーの間で物議を醸し、「子どもを利用しているのでは?」「虐待ではないか?」といった批判の声が殺到。瞬く間に大炎上へと発展した。

 現在、琉ちゃろは高校2年生に。かつて、“小学生ホスト”として注目を集めた面影は、今の彼からはほとんど感じられない。礼儀正しく、穏やかな笑顔の青年へと成長していた。進学校に通い、数学ではトップクラスの成績をおさめているようだ。一方、ちいめろは、シングルマザーとして子育てに奮闘する姿や、飾らない等身大の家族の生活を発信。その姿が多くの視聴者の心をつかみ、家族YouTuberとして、チャンネル登録者数80万人を超える人気を誇っている。「シングルマザーでも、子どもたちには苦労させない」「人並み以上の幸せを与えてあげたい」と話すちいめろ。収入は、月200万円を超えることも。

 「学生をしながら、動画撮影をするのは大変じゃない?」と質問された琉ちゃろは、迷いなくこう答えた。「大変さを感じたことはない。仕事なので」と。その一言には、幼いころから向けられてきた世間の視線や、炎上のなかで過ごした時間を乗り越えた“覚悟”が滲んでいた。

 琉ちゃろが目指す進路は、国公立。「母に恩返ししたい」と静かに言葉をつむいだ。「ちいめろさんの息子に生まれてよかったと思いますか?」と聞かれた琉ちゃろは、「思います」と即答。ちいめろに、「できれば、公認会計士になって!」とお願いされると、「レベルが高いよ!」と笑っていたが、その声には前向きな力強さがあった。

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