モテモテのボディビル男子、女子5人にトキめいてしまい「ふざけてますよね?」『今日好き チュンチョン編』2~4話
10月6日よりABEMAにて放送中の恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。チュンチョン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。
以下より、10月27日までに公開された2〜4話の見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
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いおう、単純にモテすぎ 初日終了時点で気になった女子は、前代未聞の5名にまで
今週のオンエアをもって、2日目夕方を迎えた『チュンチョン編』。再来週が運命の告白となるが、その前に急ピッチではあるものの、2話以降のハイライトを改めておさらいしておきたい。
なによりも注目を集めたのが、継続メンバーのいおう(榎田一王)を取り巻く色々な意味での前代未聞ぶり。もうここまで何度も目にしたものだが、複数名の“いおうガールズ”が彼と同じ時間を過ごそうと、ぞろぞろと列をなしてグループ行動を楽しむ光景は圧巻のひとこと。筋肉のみならず、モテ部門でも2025年10月時点で“日本一”なのではないだろうか。
ただ、問題もひとつ。持ち前の優しい人柄、そして恋愛経験の少なさゆえ、好意を寄せられたらすぐに気になってしまう、いおう。2話冒頭で、自身と同じく継続メンバーのさら(永瀬さら)に「映像で観るよりもっとかわいい」と告げたのを皮切りに、さわ(紗和)と隣同士でレールバイクの漕いだ際に彼女の足の細さを褒め、あやな(葛西杏也菜)には「仮面ライダーになりたい」と、俳優、あるいはスーツアクターを目指す夢を、人に初めて教えたと打ち明けたり(ちなみに『今日好き』からはじゅんせい/本島純政まで、過去メンバーが『仮面ライダー』作品を2作連続で担当した実績がある!)。
そのまま、ナチュラルながら魔性の恋愛テクニックを持つあやか(伊藤彩華)、ごはんを食べるのが大好きだとアピールしたゆうひ(岩間夕陽)と、初日終了時点で会話した5名全員が気になってしまったのだ! この事実を翌朝、男子部屋で明かすと周囲が呆然としていたものの、本人が初日夜のソロインタビューで「ふざけてますよね?」と冗談混じりに語っていただけに、さすがに自覚はある様子なので不問とはしておこう。
実際、いおうはその後、しっかりと軌道修正。2日目にレトロ遊園地を訪れ、前述のいおうガールズたちと1人ずつ会話を過ごすうちに、さわ&あやなのふたりにまで気持ちを絞ることができたとのこと。彼の大好きなボディビルの大会と同じく、絞るべきときに絞れれば無問題。さらとの初2ショットで明かしていた、今回の旅では多くのメンバーと会話をしたいという目標も達成できたほか、前回の『夏休み編2024』が大会前の減量期間と重なり、やや性格が暗めになっていたが今回の旅こそは……という部分もしっかりクリアである。いおう、このまま幸せになろうではないか。
チームトッポギはチュンチョンで生まれた大切な絆 さわの“姉御力”が光る名トリオに
続いての見どころは、先週の3話より。『チュンチョン編』後半から一気に存在感を増すこととなるが、同話時点ではまだ各々の恋が軌道に乗らなかった、“チームトッポギ”についてである。
チームを構成するのは、さわを筆頭に、こうし(倉上昊志)とゼブン(矢田ゼブン)の合計3名。彼らの結成記念日は初日ディナーのことで、さわはいおう、こうしがさらで、ゼブンがゆうか(森口優花)と意識を向ける相手がいるなか、席順が遠くなってしまっていたり、あるいは特別な夜デートの影響で離れ離れになっていたり。そんな状況下でテーブル向かって左端に陣を構えながら、最初に口を開いたのがさわ。「(気になるの)さらちゃんやろ? ひとりやろ? わかりやすっ!」などと、こうしにわかりやすくハッパを掛けるも、その横でトッポギを取り分けながら、なぜか一人相撲なトッポギトークを繰り広げるゼブン。本当にどうした?
すると直後、さわは逆サイドのゆうかが精神的にしんどいのを察し、彼女を想うゼブンにメンタルケアの役目を託すべく席替えをしたのだが、このあたりの気配り力よ。視野の広さや的確な選択力は最高の指揮官にほかならず、“姉御”として頼りたくなってしまう。
チームトッポギは翌日のグループ行動直前にも輝きを放ち、レトロ遊園地&動物園行きの集合場所に偶然ながら全員が揃うことに。その際、一時的にこの3名のみの顔ぶれとなったことから、ゼブンが「ここの3人だけとかやめてや?」、こうしが「なんもならないよ」と失礼を働くと、さわがしっかりと「“なんもならない”とか言うな!」とオチをつけてくれる。姉御、さすがです。
ちなみに、ゼブンは前述のディナーにて、ゆうかに得意のフリースタイルを使って、“韓国”からの頭韻で「過酷な未来も乗り越える!」「で、付き合ったらまた遊ぶ!」と、ラップでも恋でもカマしきったし(このシーンで、審査員席でゴンフィンガーを掲げるR-指定がなぜだか脳裏に浮かんだ)、こうし&さわの恋もそれぞれ順調の一途。チームトッポギはチュンチョンで生まれた大切な絆。全員の想いが報われてほしいばかりである。
こうし×さら、恋の勢いが急加速 『チュンチョン編』成立確定カップル1組目に?
最後に紹介するのは現在最も勢いのある、こうし×さらの組み合わせ。2日目午後を迎えて、男子陣はゴーカート対決に挑戦。途中、スピンを挟む激戦を繰り広げたなか、見事に勝利を飾ったこうしがさらを誘い、特別な夜デートに繰り出すこととなったのだ。
ここでのふたりがもう、“確信”以外のなにものでもなかった。こうし → さらの矢印は知っての通りだが、この特別な夜デートでは感情が爆発。さらの言葉や一挙手一投足に「かわいすぎやろ!」などと感情がだだ漏れとなるばかり。対して、さら → こうしの方はというと? 自身のことを「もう好きって感じ?」と改めて尋ねてみたり、翌日に控える告白を「楽しみだね?」と期待させて、その後に「そういうところも?」とゴールを用意してから「好き」の言葉を引き出したり。こんなのもう、カップル成立確定じゃないですか……。
特に重要に思えたのが、後者の「楽しみだね?」発言。これについて、こうしが「めっちゃ“キュンキュン”させてくるじゃん」と興奮していたわけだが、この“キュンキュン”というのがポイントである。この場面、もし前述のやり取りに少しでもネガティブな濁りがあれば、心に湧いてくる感情は“焦り”の方が大きくなるはず。
しかしながら、恋をした者同士。つまり、周囲はそれを読み取ることしかできない、あの“お互いにもう好きだとわかった状態”の感覚。あの下地や、それをベースにした安心感、つまりは相手も自分を好いてくれているという確証があって初めて、“キュンキュン”という言葉が出てくるのである。“このお互いに付き合いそうな感覚、あるのがわかってやってるでしょ?”というのが、こうしの言葉を因数分解して見えてくるものなのだ。
こうし、大逆転。もちろん最終日に予想もしない展開が待っているかもしれないと予防線は張りつつも、現状ではカップル成立の最有力候補に間違いない。気が早すぎるが、さらとの成立後初デートの映像を観るのが楽しみすぎる。早く再来週が来てくれないかなぁ。
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