人気Vライバーがファンとともにクイズで奮闘 17LIVEが『V大祭』で見せた“Vライバー7周年の歴史”

 配信の枠を飛び越え、大きな盛り上がりを見せているVライバー業界。オンラインだけでなくリアル会場でのライブやファンイベントが次々開催され、熱気あふれるステージに全国からファンが集結している。さらに音楽リリースやコラボ企画も増え、推しと一緒に新しい体験を楽しめる瞬間が広がっている。いま最も熱いカルチャーのひとつだ。

 そんななか、ライブ配信アプリ「17LIVE」はVライバージャンル設立7周年を記念し、大型イベント「V大祭〜イチナナVライバー 7th Anniversary〜」を神田明神ホールで開催した。本イベントのテーマは“お祭り”。会場入口では総勢191名のVライバーが掲載された巨大フォトスポットが来場者を迎え、写真撮影を楽しむ人々で賑わった。中へ進むと、イチナナVライバーとコラボしたやぐらや縁日風ブースが並び、提灯の明かりや色鮮やかな装飾で一層お祭りらしい雰囲気が広がっていた。来場者が足を止めて交流する様子に、早くも会場全体が温かな高揚感に包まれていた。

 メインコンテンツとなったのはステージ配信だ。人気お笑い芸人・ストレッチーズをMCに迎え、軽妙なトークで観客の笑いを引き出しながら進行。最初のプログラムは、上位入賞ライバーによる来場者参加型のクイズバラエティだった。

 第1ゲーム「イチナナリーグ」には、星川める、棘蘭姫chan、月守ルナ、青門天雀、桜空まひろんの5名が登場。答えが5文字の問題を1人1文字ずつ書いて解答する形式で、協力プレイが試された。Vライバーにまつわる問題が出題され、正解が揃った瞬間には拍手と歓声が上がり、不正解者は「赤ちゃん言葉で自己紹介」などの罰ゲームが敢行された。

 第2ゲーム「イチナナボンバー」には、火織信華、アビス、青門天雀、羽星のあ、RaNaVLIVERが参加。答えが複数ある問題を1人1つずつ順番に解いていくゲームで、来場者数名が解答してからVライバーが解答する特別ルールで行われた。制限時間内に協力して答えを積み重ねていく過程に、会場全体が息をのむような一体感を共有した。Vライバーとファンがリアルタイムで会場にいることを実感できる場面であり、この日のハイライトのひとつとなった。

 後半は「V大祭」表彰式が行われ、アプリ内イベントで優秀な成績を収めた6名のライバーが登場した。授与は17LIVE代表取締役が行い、観客からは盛大な拍手が送られた。新人部門では3位・桐嶋サクト、2位・春野美月、1位・夢喰ねむるが表彰。続く総合部門では3位・棘蘭姫chan、2位・火織信華、そして1位・星川めるが選ばれ、歓声と祝福の声に包まれた。受賞者は、イベントの感想や日頃の配信について、MCのストレッチーズとクロストークで語った。(一部Vライバーは事前収録コメントで出演)

 新人1位を受賞した夢喰ねむるは、「このイベントで人との繋がりの大事さを感じました。不安もあったけど、そんな不安を吹き飛ばすくらいみんなに応援してもらい、見事1位になることができました! 初めての1位が嬉しすぎて、マジで泣きました。V大祭を通じてたくさんのことを学べたのが嬉しいです。みんな応援してくれてありがとうございました!」と率直な気持ちを伝えた。

 そして、V大祭総合1位に輝いた星川めるは「去年は終了2分前に配信が落ちて悔しい思いをしました。そして、今年初めて悲願の1位を取ることができました。感極まって泣いてしまいましたが、ここまで走り続けてきてよかったです。継続は力なりをここで証明できたと思います。改めて、本当にたくさんの応援ありがとうございました。これからもVライバー一丸となって盛り上げていきましょう」と、過去の悔しかった経験をバネにして今回のイベントに挑み、そして今回1位になれたことの喜びを述べた。最後は会場にいる人たちからすべてのVライバーに拍手が贈られ、和やかなムードで表彰式および本イベントの幕が降りた。

 配信だけでは味わえない一体感と高揚感に満ちた「V大祭」。Vライバーたちがファンと共に築き上げてきた歴史と、これからのさらなる飛躍を感じさせる一日となった。

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