1万人に1人の病気になった元AKBアイドル、夫婦で乗り越えた絆にMEGUMI感動「ご主人が素晴らしい」

 9月5日より、ABEMAにて今を生きる女性の“幸せ”を、MEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女たち』シーズン2がスタートした。“ダマってられない女”とは、他者に物申すわけではなく、思わずおしゃべりが止まらなくなる状態のこと。当番組はさまざまな女性の人生観に触れ、自分自身の価値観と照らし合わせるなかで、“女性の幸せ”について考えていく。

 本稿では、第3回の内容を振り返りながら、見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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 まず密着したのは、元AKB48の浦野一美。20歳から28歳までグループに在籍していた彼女は、「クセで男性とお付き合いするというのが頭から離れていた」ようで、卒業後もなかなか恋愛に踏み出せずにいた。そんな浦野が結婚を決めたのは、37歳のとき。母親が同じ職場で働く男性を紹介してくれたことが、運命の出会いとなった。“お見合い”のような形で出会った2人だったが、彼の方が浦野に惚れ込み猛アプローチ。2年の交際を経て、結婚。翌年には、第一子となる長女が誕生した。

 家庭を築き、母となり、ようやく手に入れた穏やかな幸せ。だが、その時間は長くは続かなかった。産後まもなく“直腸膣ろう”という病気が彼女を襲ったのだ。直腸膣ろうとは、出産時に膣と直腸の間にある会陰体が裂け、膣と腸がトンネル状の穴でつながってしまう病気のこと。発症率は経膣分娩の1万人に1人と言われ、産婦人科医でさえ生涯に数名の患者に出会うかどうかというほどめずらしい症例だ。

 浦野の場合は、無痛分娩を選択したため、麻酔の影響でうまくいきむことができず、会陰切開での出産に。最初は、その後遺症のようなものだと思い込んでいたが、次第に症状が悪化していった。

 出産から1カ月以上経っても、おしりを床につけることができず、車に乗るときはシートを倒して移動。さらに、ガスが膣に漏れてコントロールができないため、次第に出不精になっていった。カレーなどを食べたあとは、膣のなかに香辛料が紛れ込んでくるため、激痛に。産後に排出される悪露(※通常は1カ月程度で落ち着く)も、3カ月続いた。極めつけは、膣から便が出てきたこと。数々の異変を検索するうちに、“直腸膣ろう”という病名にたどり着いた。

 報告を受けた夫は、浦野が不安にならないように気遣いのあるリアクションをしたあと、「心配しないで、すぐに病院に行っておいで」と背中を押してくれたという。最初は、生後3カ月の娘を置いて入院することに後ろ髪を引かれていた浦野も、「娘の面倒は俺が見るから大丈夫」という夫の力強い言葉を受けて、手術に踏み切ることができた。結果、手術は無事に成功。浦野は、「初めておしりからガスが出たときは嬉しかった」と当時を振り返る。

 医師に、「術後のケアやリハビリが性行為だから、夫婦で頑張ってね」と声をかけられたようだが、闘病中の患部を夫に見せてしまったこともあり、「今までどおり関係が保てるのか不安だった」と胸の内を明かした。しかし、そんな不安をはねのけ、第二子を無事に出産。いま、浦野は「同じ病気で苦しんでいる人が、国内に年間50人はいる。少しでもラクになれるということを共有したい。知識として知ってもらうことが、わたしのなかの課題です」と前を向いている。

 VTRを見守っていたMEGUMIは、「ご主人が素晴らしい」と絶賛。ゲストの池田美優は、「どんな結婚生活をしている?」と聞かれ、「仲はめっちゃいい。旦那がボケる人で、延々としゃべってくれるからラクですね。旦那にはなんでも言いますし。トイレも開けっぱなし、お風呂も毎日一緒に入ります」と笑顔でのろけていた。

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