山田涼介、プロゲームチーム・Crazy Raccoonに“異例”の電撃加入! 会見で明かされた経緯と“情熱”

 アイドル、歌手、俳優、そしてゲーム配信者――様々な顔で活躍を続けるタレント・山田涼介。直近では自身のYouTubeチャンネル「LEOの遊び場」のチャンネル登録者数が100万人を突破し、いま勢いに乗っている。

 そんな彼が8月20日、プロゲームチーム「Crazy Raccoon」に、「LEO」として加入を発表。eスポーツ/ゲーム配信シーンで圧倒的な存在感を見せるチームに新設される「STAR」部門の、第1号メンバーとして降り立つ。

 同日、都内某所で山田涼介「Crazy Raccoon」加入発表記者会見が行われた。本稿では、加入の経緯、そして山田涼介のeスポーツへの思いなどをお伝えする。

ゲーム配信者としても活躍中の山田涼介

 山田は2007年、Hey! Say! JUMPのメンバーとしてCDデビュー。アイドルや俳優としてキャリアを積みつつ、2021年には二宮和也のYouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」のメンバーに選出。

 さらに同年、自身のYouTubeゲームチャンネル「LEOの遊び場」を開設し、ゲーム配信者「LEO」としても活動開始。人気ゲーム『Apex Legends』で最高ランク・プレデター到達経験もあるゲームの腕前を活かし、YouTuberのHIKAKINや、VTuberの渋谷ハル、葛葉らとコラボするなど、活躍の場を広げていた。

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 一方の「Crazy Raccoon」は、2018年結成のプロゲームチーム。オーナーであるおじじを筆頭に、だるまいずごっど、どぐら、うるか、天月、Wokka、Rasなど、多数のプロゲーマーや人気ストリーマーを擁し、競技シーンへの参加だけでなく、様々なゲーム大会を主催するなど、精力的に活動してきた。2024年にはVTuberの赤見かるびも所属し、さらなる拡大を見せている。

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 山田は2022年、「Crazy Raccoon」主催のゲーム大会『第9回 Crazy Raccoon Cup Apex Legends』にも参加。Wokka、にじさんじ・不破湊とチームを組み、総合6位の健闘を見せた。

きっかけは代表・おじじの一言 「Crazy Raccoon」電撃加入の舞台裏

 今回、山田が加入するのは新設の「STAR部門」。2年ほど前に「Crazy Raccoon」代表のおじじとゲームで遊んだ際、「涼ちゃんがうちにきたら面白いよね」と言われたことが、加入を考える契機になったという。

 山田自身、「LEOの遊び場」はこれまで一人で運営しており、アイドルや俳優としての活動と並行することには限界を感じていたそう。

 配信などのバックアップの必要性も考えつつ、互いに支え合って活動していきたいという思いから、2年間もの歳月をかけて加入へ向けて調整してきたとのことだ。山田の所属するSTARTO ENTERTAINMENTとしても、タレントのプロゲームチーム加入は前例がなく、母親や友人からも驚かれたそうだ。

 加入に際しての心境について、山田は率直に「うれしい」と回答しつつ、数多くの記者会見に参加してきた身ながら「LEOとしてこういった場に立つことは不思議な感覚」とコメントした。

 また、「Crazy Raccoon」はどんなコミュニティかと尋ねられると、「日本を代表するゲーミングチームで、選手、ストリーマー、みんな仲が良いです。オーナーのおじじさんの人柄ゆえだと思いますし、ここなら安心して身をまかせられると感じました」とコメントした。

 好きなゲームタイトルについて話を振られると、真っ先に『Apex Legends』の名が上がった。FPSに魅了されたきっかけのタイトルらしく、「時にはプロとも戦う環境なので、そのヒリヒリ感が好きです。一日でもプレイしないと腕が落ちるので、どんなに忙しくても一日一回はプレイする」と語った。今後はプレイヤーとしてはもちろん、大会の主催にも意気込みを見せた。

「ゲームを愛するひとりとして、ゲームの魅力を伝えるお手伝いを」

 山田の「Crazy Raccoon」加入は、同日に開催された『CR FES 2025』にてサプライズ発表された。

 『CR FES 2025』について、山田は「ゲームで東京ドームが埋まることってすごいですし、Crazy Raccoonのすごさを改めて感じました」とコメント。また、自身も過去に東京ドームに立った経験があるものの、LEOとしての出演は初。「(観客が)いい反応してくれたらいいな」と、大舞台を前にワクワクしている様子だった。

 気になったのは、ストリーマーと競技プレイヤーとの活動比率について。筆者から尋ねると、山田は「競技シーンは並々ならぬ努力を積んだプレイヤーがたくさんいる。なので、彼らと並ぼうと考えるのはおこがましいと思う」と前置きしつつ、自身の活動スタイルはストリーマーに近いものになるだろうとコメントした。

 ゲームそのものに対して、山田は「遊びの範囲を超え、eスポーツとしても立ち上がってきた」とコメントしつつ、同時に「苦しい時にも支えてくれる存在」と表現。「小さい頃からずっと、ゲームへの情熱があります。表に立つ人間として、ゲームを愛するひとりとして、ゲームの魅力を伝えるお手伝いができればと思います」と、今後の活動への意気込みを語った。

 マルチな活動を続ける“ゲームタレント”山田涼介ことLEOと、日本屈指のゲーミングチーム「Crazy Raccoon」。日本のゲームカルチャーの最前線に立つ両者の合流が、シーンにどのような波を引き起こすか注目したい。

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