いけちゃん、母校凱旋で在校生が大興奮 秋田県有数の進学校で「ニートっぽいことしてるのは私ぐらい」

 YouTuberのいけちゃんが7月24日、公式YouTubeチャンネルに母校に凱旋する動画を公開した。

 いけちゃんはYouTuberのほか、グラビアアイドル、一級建築士資格を持つ建築士としても活動する27歳。東京と地元·秋田に賃貸を借りる二拠点生活をしつつ、旅行やご当地グルメを楽しむ動画で人気を博し、チャンネル登録者数は77.3万人に達する。

 「え?何で?10年ぶりに秋田の出身高校に呼ばれました......」と題した動画でいけちゃんは、校門の前に立ち「今私は訳あって10年ぶりに自分の母校に来ています」と切り出した。彼女の母校は、秋田県立秋田高等学校。毎年、東大をはじめとした国立大、早稲田・慶応といった難関私大、各大学の医学部に多数の合格者を送り出す、県内トップクラスの進学校だ。

 校門から校舎へと続く長い坂道を歩きながらいけちゃんは、「秋田は雪が降る県じゃないですか。そうするとこの坂も凍結するんですよ」と懐かしむ。続けて、「私、高校生活あまり充実しなかったんだよな、実は。保健室登校をしてたし、部活も頑張ったわけじゃないし。もうちょっと楽しみたかったなという感じです」と在りし日の記憶に思いを馳せつつ、「今の在校生は楽しく過ごしててほしいなって感じです」と期待をかけた。

 この日いけちゃんが母校を訪れた目的は、最近新設された学内食堂の“半日店長”としてお手伝いをするというもの。食堂は券売機に無料のドリンクサーバー、テイクアウト用のお弁当、詰め放題のホットスナックまで販売している充実ぶりで、いけちゃんは「自分が高校生の時に欲しかったな」と在校生を羨ましがった。

 食堂のスタッフTシャツに着替えれば、準備は万端だ。いけちゃんは「高校の同級生はみんな医者とかになったりとかまともな仕事に就いてて、YouTuberなんてニートっぽいことしてるのは私ぐらいです」といい、「これ大丈夫かな?私、今の在校生に悪影響じゃないかな?」と一抹の不安がよぎる。

 そんな心配をよそに、昼休みになると人気YouTuberとなった先輩と交流するべく、多くの在校生たちが自ら歩み寄ってきた。彼らに志望校を尋ねると、東大や一橋大、慶応など名門大学の名前が次々と挙がり、いけちゃんは「みんな頭いい。どうしよう(笑)」と後輩たちの優秀さに舌を巻く。しかしその中には「高校を卒業したらYouTuberになります。いけちゃんみたいなインフルエンサーに」という生徒も。その生徒は大学での勉強と並行してYouTube活動をする予定だという。いけちゃんは「ほんとになるの?信じられないんだけど。そんないい仕事じゃないけどね」とその将来を危ぶみながらも、自身と同じ道を歩もうとする後輩を前に満更でもなさそうに微笑んでいた。

 本動画に対し、コメント欄には「いけちゃんお喋りに賢みが出てると思ったら秋田で一番の高校だった」「秋田高校はくっそ頭良い いけちゃん、地頭良さそうだし納得」「いけちゃんのルーツが知られてすごく良かったです」などの声が寄せられている。

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