『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を大画面で観たい! 『XGIMI MoGo 3 Pro』でホームシアターレビュー

 いま最も盛り上がっているアニメと言ってもいい『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』。筆者も放送に先駆けて映画館で上映された『-Beginning-』(本編3話分)を観てからどハマりしているのだが、映画館の大迫力を体感してしまってからというもの、スマホの画面サイズではとうてい満足できない体になってしまった。

 どうにかして映画館のような迫力を出せないか……。あらゆる方法を模索していたところで、編集部からスマートプロジェクターの『XGIMI MoGo 3 Pro』を薦められたので試してみると、これが想像以上に求めていた視聴環境だった。『GQuuuuuuX』をはじめ、自宅でいくつかの作品を観てみて感じたことをレポートする。

『MoGo 3 Pro』は気軽に導入できる高性能プロジェクター

 実際に家に届いてみて驚いたのはそのコンパクトなボディだ。円筒デザインのスタンド一体型で、重量はなんと1.1kg。プロジェクターと言えば箱の形をした重くて大きいものをイメージしていたので、この小ささには驚いた。筆者はリビングのほか寝室でも映像を観ることが多いため、この“持ち運びやすさ”はとてもありがたい。

500mlのペットボトルを一回り大きくしたくらい

 コンパクトでありながらも安定感のある作りになっているため、不意に倒してしまったり画面が揺れるような心配もない。外観もシンプルで、常に部屋に置いておいてもインテリアに馴染むようなデザインなのも嬉しいポイントだ。

上部分がレンズ、下部分がスピーカーになる

 人生初のスマートプロジェクターだったが、設営や初期設定なども全く困ることなくセッティングすることができた。『MoGo 3 Pro』にはGoogleTVが搭載されており、Wi-Fiに繋いでログインするだけで、NetflixやYouTubeなどを普段の環境で観ることができる。段ボールを開梱してから、ほんの10分程度でNetflixを観始められたことには驚きだった。

発色の良さが段違い。“ホームシアター”は一度体験してほしい

 早速、楽しみにしていた『GQuuuuuuX』を再生。まず驚いたのは音質の良さだ。円筒形のボディの4分の1ほどの大きさがスピーカーになっているのだが、この小ささからは想像できないほど深みのある音が出力される。Dolby Audioにも対応しており、いわゆる“音に包み込まれている”感覚を味わうことができる。

 そしてやはり大画面は最高だ。今回は『XGIMI屋外用ポータブルスクリーン』という投影用の白布まで用意いただいたため、室内ではあるが展開して使用してみた。ガンダムといえば戦闘シーンであり、大画面のスクリーンで観られることに喜びを感じつつ、観ていて気づいたのは「発色の良さ」だった。

 それは明らかに通常の液晶テレビでは得られないコントラストの高さだ。ガンダムのビームやビームサーベルなどの明るい色は彩度高くくっきりと映り、宇宙の背景などの黒色については深い黒が映し出される。まさに映画館でのみ味わえるような画質であり、スマホやテレビを単に暗い部屋で観るのとは違った体験をすることができた。

オプションのスタンドをつけると安定感が増す。

 次は実写作品も観てみたいと思い、Netflixで配信が始まっている『マッドマックス:フュリオサ』を視聴。画面のアスペクト比がシネマスコープサイズの「2.39:1」で超横長であるため、いわゆる“映画っぽい”画角となる。もちろんスマホやテレビで観ても同じアスペクト比で再生されるが、プロジェクターで映すとまるで映画館で観ているような気分に。広大な砂漠や大きな砦など、大スペクタクルを感じられるシーンとの相性の良さは抜群だ。

参考画像として、綺麗な丘の風景。

寝室でリラックスして観る音楽ライブは最高!

 ここまではリビングで視聴してきたが流石に2本も観て疲れたため、寝室に移動。ベッドの上で寝転がりながら大画面で映像を観るという、夢のような視聴体験が本当にできるのかどうか検証してみよう。

 寝室で映画ももちろんいいけれど、音楽ライブの配信なんて観れたら最高だと思い、YouTubeのライブ映像をいくつか再生してみる。ちなみに『MoGo3 Pro』はピントやスクリーンとの角度を自動で調整してくれる機能があるため、無造作に壁に向かって投影するだけでいい。

参考:YOASOBI「アイドル」from『劇場版YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024 "超現実"』
ベッドの上に乗せて、横の壁に投影

 思った通り音響が良く色のコントラストがくっきりとしているため没入感が強い。場所も選ばないので、ベッドに寝転んで楽な方向に投影することもできる。首は上下130度に向けることができるので、天井に投影することもできた。好きなYouTuberの動画やゲーム実況など、リラックスして観たいようなときにはもってこいだ。友人を呼んで、大画面で恋愛リアリティショーをワイワイと観るのも絶対に盛り上がるだろう。

天井に投影した様子。参考:Mrs. GREEN APPLE – 青と夏(第75回NHK紅白歌合戦 歌唱曲)【LIVE from ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜】

 今回体験してみて、スマートプロジェクターは部屋の広さというより、ある程度の平面の壁が用意できれば誰もが満足できることが分かった。『MoGo 3 Pro』の値段は7万9800円)。『GQuuuuuuX』のために大型の有機ELテレビを導入しようと考えていた筆者にとっては大アリな選択肢だ。ストリーミングサービスでアニメや映画をよく観る人には、スマートプロジェクターの導入をオススメしたい。

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