『ラブパワーキングダム』ひろやす&みさきインタビュー 大事なのはキングの座より“自分らしさ”
「“沼らせ力”でクイーンを決めていたら、私が絶対に1位だったと思います!」(みさき)
ーーみさきさんは今回、どんなモチベーションでバトルに参加したのでしょうか。
みさき:とにかく純粋に、恋愛というゲームを楽しみたかった。自信もあったし、賞金やクイーンの称号は関係なく、自分なりのモテテクニックを見せつけたい一心でした。
ーー単刀直入に、ご自身の脱落が決まった瞬間のお気持ちは?
みさき:ゲームから解放されてほっとしたのと、ひろやすに会えなくなる寂しさが一緒に込み上げてきました。最後には告白をしてもらえたわけですが、あの当時はまだそんな未来が待っているとは思ってもいなかったので。正直に言えば、途中からゲームのことなんて忘れて、ひろやすのことだけを考えていて。きっと序盤に脱落していたらすごく悔しがっていたけど、それよりもひろやすの存在の大きさに気づけた旅だったなあ。
ーーとても気持ちが伝わってきます。さて、みさきさんは今回、シークレットルームを使用したほぼ唯一のメンバーとなりました。同ルームは旅の期間中、ひとり1回のみ使用可能で、カメラもマイクもない空間とのこと。ありさん(亜莉)を指名して、ふたりきりで秘密の時間を過ごしたわけですが、あの部屋のことは本当に教えてもらえないんですよね?
みさき:はい、ダメです(笑)。
ーーどのくらいの時間を一緒にしたのか、くらいは?
みさき:それほど長くはないですね。でも、人前では絶対にできない話だけをしていました。
ーー気になります(笑)。実際、あの部屋を使うと必然的に動きが目立つようになるわけですが、ゲームを勝ち進めるにあたって、それはむしろ不利に働いたのでは?
みさき:でも、ゲームに参加するからには目立ちたかったから。シークレットルームのことが明かされたときも“絶対に1番乗りで使ってやる!”くらいに意気込んでいました。そもそも“モテる必要なんてなくない?”くらいに思っていたので、有利とか不利とかなんて乱暴だけどどうでもよくて。控えめな性格でもないし、私ってそういう子なんです。
ーーでは質問を変えて、あの時点ではシークレットルームのカードを切ったのは正解でしたか?
みさき:いま思えば行きすぎた行動でした。というのも、私が以前に参加した恋愛リアリティーショー『LOVE CATCHER Japan』(ABEMA)を観ていた男子がすごく多かったんですよ。だから、私の過去や性格も把握されている以上、目立つ行動をすればするほど不信感を抱かれるに違いないのに、焦ってどんどん突き進んじゃった……。限られた時間のなかで迷っている暇もなかった一方、脱落が決まってからとことん反省しましたね。
ーーそれではもし、今回の旅をやり直せるとしたら、何日目まで戻りたいですか?
みさき:もう最初から全部。それこそ序盤は余裕ぶってキスもしてみたり、すごく動いているように思えたんですよ。でも、実際は全然動けていなかった。だから、もし叶うならあざとい女子キャラでやり直したい! 顔合わせのときに着ていたドレスも男性に寄せたデザインに選び直したいし、言動だって刺さるやつにできたはずだし!
ーーその場合、ピンポイントで狙う男性も変わってきそうですか?
みさき:結果的にひろやすとはいい感じになると予想しつつ、けいいちとかをコロっと落とそうかな。けいいちは男子のなかでもチョロいと思う(笑)。
ーーそういえば脱落間際、カッパドキアから帰還間もないけいいちさんをガン詰めするシーンもありましたね(笑)。途中、彼は「みんなの2番作戦」を提唱していましたが、そのターゲットのひとりに入っていたのが、ほかならぬみさきさんご本人でした。
みさき:あれは、賢い作戦だなと。私は逆に“誰かの1番作戦”だったから、本当に思いつかなかった。それに“ひろやすの女”みたいに1度でも認識されると、みんな揃って同性同士の和を乱すまいと、まったくアプローチをしてこなくなっちゃうんです。
ーーそんな裏側が。
みさき:やっぱり、部屋で一緒に過ごす時間は、異性よりも同性の方が長いので。日を重ねれば友情だって芽生えるし、けいいちが、カッパドキア行きのメンバー決めで私を選ばなかった理由も「ひろやすを裏切れないから」だったんですよ?
ーーアツい理由ですね。となると、今回のバトルでよりライバル視をしていたのは、女子というよりもむしろ男子の方?
みさき:う〜ん、五分五分。なんだかんだ、自分だけが味方でした。
ーー今回の旅を通して、ご自身なりの“モテるとは?”の回答は見つかりましたか。
みさき:自分が“いいな”と感じた人を、沼らせられること。私が得意なのもそう。軽率な好きは要らなくて、とにかく相手を沼らせたい。もし“沼らせ力”でクイーンを決めていたら、私が絶対に1位だったと思います!