日韓プリの良いとこどり!『NANI STICKER』の無加工風×ハイアングルの写りを徹底レビュー
フリューは、韓国向けプリントシール機(以下、プリ機)『NANI STICKER』 を日本向けにアレンジしたプリ機『NANI STICKER』を12月5日より、全国のアミューズメント施設に順次展開した。(『NANI STICKER』日本公式Instagram:https://www.instagram.com/nanisticker_jp/)
本機は、フリューが企画・開発し2024年春に韓国ソウル・弘大(ホンデ)にオープンしたプリショップ『NANI STICKER』に設置している同名の韓国プリ機を日本用にアレンジしたものだ。
最大の特徴は、日韓プリのいいところを集約した“無加工風”の写りや韓国プリでおなじみのハイアングルショットの撮影が楽しめる点だ。 担当者によると、日韓ではユーザーがプリに求めるニーズが異なるということで、フリューの企画開発担当者が韓国に渡り、現地の女の子300人以上にヒアリングを行ったという。これまでフリューが開発してきたプリ機の技術と、韓国のトレンドを反映し、さらに日本向に再度微調整を行って完成したのが『NANI STICKER』(日本版)なのだ。
今回は、日韓の自撮り文化に関心がある筆者が、日本版『NANI STICKER』を体験してきた。今年の夏、筆者は韓国の弘大で韓国の最先端プリ機を撮影し、撮影アングルで盛る韓国プリの魅力を体感した。日本に上陸した『NANI STICKER』では、そんな韓国式プリ機特有の自然な写りと日本の盛れる加工を同時に体験できるということで楽しみにしていた。
韓国式プリ機ではお馴染みのハイアングルショットと、“無加工風”の写りがどのような仕上がりになるのか……。早速体験していく。
ハイアングルショットを盛るコツは?
本機の韓国版との違いは、写りの微調整や日本国内で需要の高いメイク&レタッチ機能が追加されている点だ。世界観やハイアングルショット機能はそのままということで、まさに日韓プリのそれぞれの良さが融合している。
まずは撮影前に撮りたいコースを選択する。今回は「アップ+ハイアングルショット」を選択した。こちらのコースでは3枚のアップショットと3枚のハイアングルショットを楽しむことができる。コースは他にも「アップショットオンリー」と「ハイアングルショットオンリー」がある。
背景色も選択出来るところからは韓国式プリっぽさを感じた。
背景色も選んだら、すぐに撮影がスタート。自分で撮影モードをカスタムできる『わたウサ』と比較すると、撮影前の行程がとっても少ない。サンプルポーズのモデルさんも想像以上にナチュラルな映りで、どんな仕上がりになるかドキドキのまま小顔ポーズ。
ハイアングルショットは、斜め上に設置してあるカメラに向かって撮影が開始する。後ろに腰掛けて撮影することもできるが、低身長の人は立って撮影する方が可愛く撮れる気がしたのでおすすめだ。(150㎝の筆者が両方検証済み)
- 無加工風の仕上がり
- 立って撮影したとき
韓国式プリ機でお馴染みのハイアングルショットでは、手をカメラの前に掲げることで遠近感を強調する写りにすることが多いので、筆者も挑戦してみた。しかし、本機は日本向けに小顔にしてくれる機能が搭載されているため、あまりカメラの近くに手を掲げてしまうと手に焦点が合いすぎる可能性があるので、適度に距離を取ることがコツだと感じた。
ハイアングルショットでは、画角を活かした色々なポーズに挑戦してみてほしい。撮影が終了したら落書きブースへ移動する。
本機は“無加工風”の自然な仕上がりになるので、ポーズを活かしたり、落書き機能でデコることで盛るのがおすすめだ。
“無加工風”の写りを『わたウサ』と比較
ここからは『NANI STICKER』の“無加工風”の写りを従来の日本のプリ機とどのように異なるのか比較してみよう。
こうして比較してみると違いは一目瞭然だ。『わたウサ』は小顔補正や目元の大きさなど「盛り」が強調された仕上がりの一方、『NANI STICKER』は肌の質感や髪のツヤを自然に整えられているものの、顔のパーツへの加工は少ない。
日本式プリ機の加工に慣れている人は、本機がやや物足りない印象になるかもしれないが、大人っぽい印象に仕上がるのは魅力だ。筆者は大学生になるとプリをInstagramに投稿する際に恥ずかしさもあったが、本機で撮影したプリなら盛りすぎていない写りで投稿がしやすい。まさに、大人ユーザーにもおすすめしたくなるプリ機だ。
盛れ感が物足りないという人も心配無用。落書きブースでは自然な写りをさらに自分好みに調整できる「レタッチ&メイク機能」も充実しており、“無加工風”の写りも自分好みに小顔のレベルや目の大きさ、肌の明るさを変更できる。
- 無加工風の仕上がり
- 小顔レベルと目の大きさを最大にした際の仕上がり
筆者が韓国式プリ機を使用するときはメイクが上手くいった時だが、本機なら“無加工風”に仕上がるレタッチ機能も搭載されているということで、その日のコンディションに問わず撮影できそうだ。ぜひ、“無加工風”の写りやオシャレな世界観を体験してみてほしい。違和感のない自然な盛れ感の本機は幅広い世代から愛されるポイントかもしれないからだ。