桐谷健太&池内博之が明かす“『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』の撮影秘話” 「ダークな内容でも笑いが絶えない」
桐谷率いるお祭り騒ぎな現場に「こんなカンパニー見たことない」
――今回、池内さんは物語の要となる鬼塚を演じられましたが、演じる上でこだわった点などはありますか?
池内:そうですね。あまりなにかしようっていうことは思ってなくて。大事にしていたのは、鬼塚が背負っている過去や、しようとしている目的をブレさせないっていうのを意識することでした。それがないと、周囲の人間に当てるエナジーが出せないので。たとえスケジュールが少し空いたとしても、そういう根本の部分は忘れずに、撮影前にはしっかり思い出して挑むようにはしていました。悲しい過去や葛藤がある役でしたので、そこが難しかったですね。
――木原と鬼塚。役柄で再会したときは、どんなお気持ちでしたか?
池内:顔を合わせていないまま、存在を近くに感じていたという感覚は、ストーリー内の距離感とリンクするところがありましたね。
桐谷:やっとこう点と点が繋がったというか。それまで違うところでお互いに動いていて情報戦をしていたんですけど、そのなかで初めてぶつかるというか。すると、そこからまた新たな物語が始まるんですよ。
後半エピソードでは鬼塚の過去の話が徐々に紐解かれていくんです。そこでは強烈な葛藤に苛まれる木原が出てくるので、そこはすごく見どころになっているなと思います。
――撮影現場では、おふたりで、または他のキャストの方となにか話し合いをされたりは?
桐谷:演技のことについては話してないですね。もうみんなやりたいことをやればいいって思ってましたから。メインスタッフも俳優陣も、前作から続いている信頼もありますし、新しく参加してくださった方々もみんなで同じところに向かっているっていう勢いみたいなのをヒシヒシと感じていたので。そういうのを自分から話していくまでもないなっていう。
池内:本当に『インフォーマ』って内容は結構ダークで重い話ですけど、撮影現場はめっちゃくちゃ仲良くて、笑いが絶えないんですよね。みんな連携が取れているし。もちろん、撮影自体はかなり過酷で。気温も40℃近くあるようなところで撮影していましたから。それでも誰ひとりめげずに、不機嫌な人もいないという。なんか、もう毎日お祭り騒ぎっていうか(笑)。
――前作からも「お祭り感」がある現場だったとお聞きしましたが、そのポジティブなエネルギーが漂う雰囲気の良さというのは、やっぱり桐谷さんが主演というのが大きいのでしょうか?
桐谷:え、それ本人の前で聞きます(照)?
池内:でも、間違いなくそうだと思います。先ほどもお伝えしたように、結構大変な状況が続いているなかでも、桐谷くんはいろんな人に気を遣ってて。やっぱりドラマの撮影現場って、どうしても途中でみんなの疲れが出てきて、一瞬陰りというか淀みとかがあるときが来るんですよ。そういうときに主演の桐谷くん自ら士気を上げてくれて。途中でパーティーみたいなことを開催してくれましたよね。そういうところがすごく素敵だなって思ったし、本当にこれまであんまりこういうカンパニーって見たことないなと思ったくらい。一緒に過ごせて楽しかったな。
桐谷:そういうのがちょっとでもできたらっていうのはありました。でも、やっぱり『インフォーマ』という作品を作ることが好きな人たちが集まっているから。
もちろん撮影内容を見るとちょっと笑っちゃうくらいハードな部分もあるんですけどね。(笑)それでも僕は、みんな笑顔で楽しくやっていってもらいたいし、それに対してみんなももともとここ(ハート)に持ってるものがあるから、一緒に乗り越えられたんだと思います。
――ファンとしては、やはり期待してしまうのがさらなる続編なのですが!?
桐谷:それはもう誰よりも僕自身が希望していますね(笑)。現場でもみんな「ぜひ、やりたいね」と話していて。
池内:できれば僕も参加したいところですけど……(笑)。
桐谷:イケポンにそうやって言ってもらえるのも嬉しいし、長く続くシリーズにしたいなという想いもありますが、まずは、今作をぜひ多くの方々に観て楽しんでいただけたら嬉しいです!
▼桐谷健太 衣装クレジット
スーツ ¥110,000、ネクタイ ¥16,500 全て TAKEO KIKUCHI 問合せ先 ワールドプレスインフォメーション、他スタイリスト私物
ワールドプレスインフォメーション 03-6851-4604
▼池内博之 衣装クレジット
ジャケット ¥209,000、パンツ ¥83,600(ともにHEUGN for CARUSO / IDEAS 03-6869-4279)シャツ、シューズ (スタイリスト私物)
IDEAS 03-6869-4279
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