ホームプロジェクターブランドの「Aladdin X」は、新製品『Aladdin X2 Light』を2024年10月21より開始する。発売に先んじて開催されたメディア向け体験会の内容を元にLEDシーリングライト、高音質スピーカー、そして高性能プロジェクターを備えた照明一体型3in1プロジェクター『Aladdin X2 Light』の実力を紐解こう。

前モデルから大幅に価格をダウン

　プロジェクターのスペックは現行のハイエンドモデル『Aladdin X2 Plus』と同じく、フルHD画質。ただ明るさは700ANSIルーメンと『Aladdin X2 Plus』の900ANSIルーメンよりやや劣る。また『Aladdin X2 Plus』は下方に最大32度まで角度をつけて投射できるのに対して、『Aladdin X2 Light』は19度と多少制限があるので注意したい。台形補正角度は水平、垂直ともに40度。最大で120インチ程度の大きさで投射可能だ。

　シーリングライトタイプとしては初めて「MEMC機能」を搭載している。映像のフレームレートを自動で補完してくれるため、大人数でのスポーツ観戦やゲームプレイ時に重宝したい。

　スピーカーにはHarman Kardon製の8Wスピーカーを2機搭載。「天井から音が降ってくる」というよりも、部屋のどの位置にいても、音の出どころを意識させないような自然なサウンドとなっている点に強いこだわりを感じる。

　本体厚みは121mm。重さは4.7kgと、力の弱い女性でも自力で取り付けできる範囲内だ。またコントローラーが大きく変更となった。これまではボタン数を極力減らしたミニマルなデザインを採用していたが、新モデルからはある程度のボタン数を確保。デザイン性を損なわずに、より直感的な操作感となった。

　そしてなんといっても、価格が相当抑えられている点がポイントだ。『Aladdin X2 Plus』が定価12万9800円であるのに対して、『Aladdin X2 Light』は定価9万9800円。このレベルのホームプロジェクターとして10万円を切るのは嬉しいところだ。