『今日好き ドンタン編』最終話ーー「初彼氏になりたい」アピールタイムで“フライング告白”

しょう×せいら、ラストに思わぬサプライズ「せいらちゃんの初めての彼氏になりたい」

 『ドンタン編』も今回でラスト。最終話ではまず、ほぼカップル確定だろう、しょう(角田翔)×せいら(土屋惺来)が“最後のアピールタイム”に。昨日の約束通り、お互いの趣味である動画編集の成果を見せ合うべく、それぞれスマホを取り出す。しょうは、ふたりが写った写真の夜空が、プロジェクションマッピングのように一気に色づく、いわゆる一瞬で見せる“アート系”の編集を。せいらの方は、この旅で撮影した思い出のシーンをまとめたもので、最後には「これからもしょうくんの隣にいたいです!」というメッセージが。まるで、ふたりのカップル成立までの歩みを見ているかのよう。思い出は一生物である。

 そのまま「しょうくん大好きでーす!」「せいらちゃん大好きでーす!」と叫びあった後、ふたりの未来予想図について語りながら、「じゃあ、私はもう想いを伝えきったので、告白待ってます」と、せいらがこの時間を締めた……のだが、期待を裏切らない。『今日好き』の盛り上げ番長こと、しょう。ここまで、せいらに対してほとんど喋れていない様子だったし、本人も過去の『今日好き』で最も緊張していると振り返っていた通りだが、それもそのはず。なんと「もう告白するわ、ここで! 我慢できん、告白させてほしい」と、予想外の宣言が飛び出したのである。もう待てないなんて言葉、たまらないぜ。

 答えはわかりきっているのだが、告白の言葉は次の通り。「せいらちゃんと一緒にいて、心から楽しんでいる自分に気づきました。そんなせいらちゃんと一緒に、楽しんで、幸せな思い出を一緒に作っていきたい」「せいらちゃんの初めての彼氏になりたいです!」。もちろん、せいらは満面の笑みで、しょうの両手を握って応えた。カップル成立!

 ここ最近の『今日好き』で、これほどなんの不安もない告白シーンを観たのも久しぶりな気がする。こんな安心感も、たまにはあっていいのでは? とはいえ、本人たち、特にしょうは前述の通り、ものすごい緊張ぶりだったようで、ぜえぜえはあはあと息も上がっているし、足には力が入らず、地面に膝をついてしまう始末。想いを伝えるだけで、こんなにもパワーを消費するなんて。このあたりに、前回の旅でも伺えた、しょうの真面目さが出ていた気がした。

 なにより、かつての自身の影と重なって見えたことで、初日こそカップル成立を不安視していた、しょう。そんなせいらと結ばれたことで、過去の亡霊を払拭、ではないが、少しは自分自身を認められたのではないだろうか? ふたりにはこれからも、お互いがお互いを支え合う未来が待っていてほしい。そう願うばかりである。

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