“新卒3年目のZ世代”を代表に抜擢 サイバーエージェント『SNSクリエイティブスタジオ』流の「バズり方」とは
ABEMA発で世の中のトレンドを作りたい
ーー『SNSクリエイティブスタジオ』のメンバーは何人いらっしゃるのでしょうか。
平田:全員で、7人ですね。
ーーみなさん、趣味趣向はバラバラ?
平田:そうですね。それぞれいろいろなジャンルに興味をもっています。なので、「私の好きな界隈ではこれが流行っているよ」とシェアしていますね。たとえば、恋愛番組を視聴する層には届いていないものでも、K-POPファンの間では流行っているコンテンツもあります。それをメンバー同士でシェアしながら企画を練っていくことで、「これなら相乗効果を狙えるかも!」という発見も多いです。
ーーそれは、意図的にバラされたのですか?
平田:そもそも、何かしらのジャンルにハマっている“オタク気質”の人たちが多く所属している部署なんです。そのため、結果的にそれぞれ違うジャンルに興味があるメンバーが揃った……という感じです。
吉田:組織のことを考えると、趣味趣向がいろいろな分野に分かれているのはいいですよね。ただ、アニメにあまり興味がない子にあえてアニメの担当を担ってもらい、多くの方に見てもらえるような動画の企画をしてみようなど、チャレンジをすることもあります。もっと、所属するメンバーを増やしていきたいと思っているので、縦型動画のプロフェッショナルであるということは当たり前として、それ以外になにか武器を持っている人が集まっている組織にしていきたいと思っています。
ーースタジオを開設する前後で考え方は変わりましたか?
平田:個人的にいいなと思ったものを、メンバーたちにすぐに共有するようになりました。たとえば、特殊な撮影方法を発見してシェアし、後日、皆で「どうやって撮っているんだろう?」と研究することもしばしば。
吉田:組織全体の変化でいうと、『SNSクリエイティブスタジオ』という看板ができたことによって、縦型動画に注力していこうという意識がより高くなったように思います。SNSで掲載した縦型動画の再生回数が伸びたら、連動して『今日好き』本編の再生回数も伸びる、といった結果が出てくるとSNSや縦型動画をマーケティングとプロモーションの場としてもっと活用していこうという、すごく良い作用を、このスタジオが生み出している気がします。
ーー最後に、今後の『SNSクリエイティブスタジオ』での目標を教えてください。
平田:私は、世の中のトレンドをABEMA発で作り、多くのみなさまに届けたいという目標があります。
吉田:僕もいままで誰かがやってきたことではなく、新たなチャレンジを生み出し、ユーザーのみなさまに楽しんでもらいたいです。撮影手法なのか、企画の方向性なのか。もしくは、切り出し動画ひとつでも、こういう編集にしたら盛り上がれるんじゃないかとか。そういう話ができるメンバーが集まっているので、『SNSクリエイティブスタジオ』はいいものを出しているよねと、社会的にも認知されたいと思っています。
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