マウスコンピューターのGIGAスクール構想準拠PC2製品&同社初のChromebookを触ってみた 

 マウスコンピューターは教育機関に向けて2つの製品を発売した。OSにWindows 11 Proを採用した「MousePro T1-DAU01BK-A」と同社初のChromebook製品となる「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」。これらはいずれも現在、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」における学習者用コンピュータの要件を満たすものである。

 『MousePro T1-DAU01BK-A』はWindows 11を搭載する11.6型・2in1のノートブックで、イン・アウトの2つのカメラを搭載、ディスプレイは10点マルチタッチでスタイラスペンも付属する。重さは1.29kgとなっている。

 『mouse Chromebook U1-DAU01GY-A』はChromeOSを採用した製品で、同じく11.6型・2in1のノートブック。製品を手軽に持ち歩ける収納型のハンドルが付いているのが特長だ。重さは1.43kg。

 これらのコンピュータはいずれも文部科学省が進める「GIGAスクール構想」における学習者用コンピュータの要件を満たすもので、その条件ととは「重さが1.5kgを超えないこと」「バッテリーが8時間以上稼働すること」など、必要なスペックが細かく策定されており、これを両機は満たしている部分が多い。

 特徴的なのはいずれも高さ約76cmからの落下テストに合格しているという点で、これは一般的な「学習机からの落下」を想定したテストだということだ。

 学習用のPCとしての性格を強く持つ2機であるが、実は一般販売もされるという。文書作成などの用途に関しては十分に使えるスペックであり、実際に手に持ってみると、シンプルな外観やその丈夫さも含めて一般用途でも十分に選択肢に入るコンピュータであると感じた。

 ちなみに、マウスコンピューターは日本の企業であり、国産をうたうメーカーでもある。生産拠点である飯山工場では夏休みに「親子パソコン組立教室」を行うなど、子どもに向けた独自の施策も行っている。

 報道向けの発表会にてマウスコンピューター・広報の小山香菜氏は「マウスコンピューターは国産のPCメーカーですが、GIGAスクール構想準拠PCのなかではまだまだシェアを取れていない状況。まずは選択肢に入れていただくことが我々のスタートです」と今回の商品投入に向けての意気込みを語った。

<商品スペック>
●MousePro T1-DAU01BK-A
OS:Windows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 )
CPU:インテル® プロセッサー N100
グラフィックス:インテル® UHD グラフィックス
メモリ標準容量:8GB (8GB×1 / シングルチャネル)
M.2 SSD:128GB (NVMe)
パネル:11.6型 液晶パネル (グレア / 10点マルチタッチ / パームリジェクション /スタイラスペン対応)
無線:Wi-Fi 6対応 ( IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要 ) + Bluetooth 5 内蔵
保証期間:3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート

●mouse Chromebook U1-DAU01GY-A
OS:ChromeOS
CPU:インテル® プロセッサー N100
グラフィックス:インテル® UHD グラフィックス
メモリ標準容量:8GB
eMMC:64GB
パネル:11.6型 タッチパネル液晶 (10点マルチタッチ / グレア)
無線:Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵
保証期間:3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート

●参考情報

https://www.mouse-jp.co.jp/

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