ME:I、猫ミーム、平成女児、BeRealなど……「10代女子が選ぶトレンドランキング」発表

コトバ部門ではドラマに端を発する流行語もランクイン

1位:「BeRealきた」(42.4%)

 2023 年のモノ部門にランクインしていた『BeReal.』は、今や10代女子にとって欠かせないSNSのひとつ。アプリから通知が届いて2分以内に写真を撮影して投稿しなければならない仕組みだが、通知のタイミングはランダムである。そのため、突然通知が来ると、「あ、BeRealきた!」と反応するのが日常となっているようだ。

同率2位:「それガーチャー?」「ほんまごめんやで」(37.8%)

 ドラマ『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』の劇中において、菊池風磨と今井アンジェリカの掛け合いとして使用されたこのセリフ。「それガ―チャー?」とは「それ本当?」を意味しており、様々なアイドルやインフルエンサーの間で浸透していった。10代女子の間では、誰かが「それガーチャー?」と言うと、合いの手のようにみんなで「ほんまごめんやで」と言って盛り上がるのが定番となっているようだ。

同率2位:「チピチピチャパチャパドゥビドゥビダバダバ」(37.8%)

 冒頭でもお伝えした通り、「猫ミーム」の素材として使用されたフレーズがコトバ部門でランクイン。このフレーズ、実はチリで20年前にリリースされた「Dubidubidu (ドゥビドゥビドゥ)」という曲のフレーズであり、1度聞いたら耳から離れない中毒性の高さが話題に。「ついつい口ずさんで しまう」という10代女子の声が多く挙がった。

ウタ部門にはCreepy Nutsのヒット曲、tuki.「晩餐歌」などがランクイン

1位:Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」(30.9%)

 テレビアニメ『マッシュル -MASHLE-』の主題歌としてCreepy Nutsが書き下ろした楽曲で、リリース後は瞬く間に大ヒット。10代女子の間では「歌うのはむずかしいけど、癖になる」と話題になった。アニメはもちろん、楽曲名の頭文字をとった「BBBBダンス」が TikTokで流行し、アニメ・ダンスともにコト部門にもランクイン。2024年上半期の話題の中心となった。

2位:tuki.「晩餐歌」(22.6%)

 突如登場した高校生アーティスト・tuki.のファーストデジタルシングルが2位にランクイン。TikTokで公開された「晩餐歌」は一気に話題となり、Spotifyの「バイラルトップ 50 - 日本」では初登場で1位を獲得するなど、各音楽チャートでヒットを記録した。YouTubeで公開中のMVは4280万回超え(2024年5月時点)と、異例の記録となっている。「『晩餐歌』はカラオケでよく歌う!」という声も多く、10代女子の新たな定番曲となっているようだ。

3位:乃紫「全方向美少女」(21.8%)

 3位にランクインしたのは、作詞・作曲に加えて、編曲・映像制作に至るまでセルフプロデュースを行うソロアーティスト・乃紫(noa)の楽曲。 TikTokで曲が公開されると、「TikTok Weekly Top」で2週連続1位を獲得。「正面で見ても横から見ても下から見てもいい女」のフレーズに合わせてアングルを変えながら撮る動画が10代女子の間で流行し、人気となった。

■マイナビティーンズラボ「2024 年上半期 10 代女子が選ぶトレンドランキング」概要

調査方法:『マイナビティーンズ』メンバー78名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が 5 つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員と外部調査会社のパネルにアンケート調査を実施。
回答数:13~19 歳の女性 682 名(複数選択式) 
調査期間:2024年4月11日~2024年5月7日

■関連リンク
【2024年上半期】10代女子が選ぶトレンドランキングを発表!(10位以下も掲載中)

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