日本上陸の個性的スマホブランド「nubia」とは? 最新機種とともに“ZTEのブランド戦略”を解説
nubiaブランド、日本参入の背景とは?
『nubia Flip 5G』と『nubia Ivy』がバランスの良い性能と低価格を実現できているのには理由がある。実は、両モデルにはワイモバイルで販売されている兄弟機種が存在するのだ。『nubia Flip 5G』は『Libero Flip 5G』、『nubia Ivy』は『Libero 5G IV』がそれぞれ相当する。
つまり、「nubia」ブランドの日本参入は、ワイモバイルですでに販売実績のある製品をベースにしているため、おサイフケータイなどの日本市場特有の要求にも対応できているのである。
ただし、「nubia」版とワイモバイル版ではスペックや対応バンドに違いがある。RAMは「nubia」版の方が多めだが、価格はワイモバイル版の方が安い。また、ワイモバイル版はドコモやauのプラチナバンドに相当するBand18/19に非対応なので、これらのキャリアをメインで使う場合は「nubia」版が無難だろう。
nubiaブランドの個性的な機種にも注目
今回日本に投入された『nubia Flip 5G』と『nubia Ivy』は、比較的オーソドックスな機種ながら、低価格とバランスの取れた性能を実現している。しかし、nubiaにはこれだけでなく、より個性的な機種も存在する。
たとえば、ハイエンドモデル『nubia Z60 Ultra』は、広角・超広角・望遠それぞれに50メガピクセルのセンサーを搭載したカメラ強化モデル。前世代の『nubia Z50 Ultra』には、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵画を大胆に取り入れたデザインのバージョンもある。さらに、2月に新興国向けに発表された「nubia Music」は、一般的なスマホの6倍の大音量を出せるスピーカーを本体に内蔵している。
こうした個性的な機種は、日本のスマホ市場に新たな魅力をもたらす可能性を秘めている。販売数が限られる中での投入は難しいかもしれないが、ぜひnubiaブランドには今後も日本のスマホ市場活性化のためチャレンジを続けてほしい。
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