「恋は一瞬、友情一生」など”平成のプリ”を令和風にアレンジ 全身が盛れる最新機『piemo』を試してみた

 現在のトレンドとして真っ先に浮かぶのが「Y2K」だろう。2000年代前後の派手でカワイイファッションやメイクは、その時代を知らないZ世代をも虜にしている。

 この度フリューから登場した『piemo(ピエモ)』は、平成のテイストを令和風にアレンジした「Y2K」の世界観を楽しめるプリ機だ。ただ、その魅力は平成らしさを楽しめることだけではない。最新AIと画像処理技術による”盛れる全身撮影”や、トレンドのメイクに着想を得た”純欲盛れ”など魅力が盛りだくさんだ。今回はトレンドを詰め込んだフリュー最新(※2024年1月時点)プリ機『piemo』を体験してきた。

「Y2K」がテーマのプリ機『piemo』
「Y2K」がテーマのプリ機『piemo』

 まず目を引くのは、キラキラとしたピンクの外装。ほかのプリ機とは一線を画す派手さが「Y2K」を象徴している。プリ機のモデルを務めるのはアジアの若い女性から高い関心を集める韓国人インフルエンサーのカン・テリ。日本では“テリちゃん”の愛称で知られており、ファッションやコスメブランドのモデルとして活躍している。“純欲盛れ”を謳うプリ機らしく、外装のテリちゃんもうるうるとした目元やピンクのチークが特徴の純欲メイクをしている。これまで経験したことのないギャルっぽい外装に撮影前から胸が躍った。

「アップ6枚+全身1枚」と「アップ5枚+全身2枚」の2つから選べる撮影プラン
「アップ6枚+全身1枚」と「アップ5枚+全身2枚」の2つから選べる撮影プラン
背景の種類は100種類以上
背景の種類は100種類以上
ゼブラやハート、グリッターなどをモチーフにした「Y2K」デザインの背景
ゼブラやハート、グリッターなどをモチーフにした「Y2K」デザインの背景
全身撮影には「ギャルピース」など平成に大流行したポーズを搭載
全身撮影には「ギャルピース」など平成に大流行したポーズを搭載

 撮影のプランは「アップ6枚+全身1枚」と「アップ5枚+全身2枚」の2つから選ぶ。続いて撮影背景を選択するのだが、驚くべきはその種類の多さだ。その数なんと100種類以上。ゼブラやハート、グリッターなどをモチーフにした「Y2K」デザインの背景はどれも派手で可愛く、迷ってしまう。次は全身撮影のポーズ選択。ピースや小顔といった定番ポーズはもちろん、「ギャルピース」や「ラジャー」などの平成に大流行したポーズも搭載されている。ポーズに至るまで平成テイストが再現されており、「Y2K」へのこだわりが感じられる。

 いよいよ撮影へ。うるきらで可愛い写りにテンションが上がる。

『piemo』の特徴である“純欲盛れ”な仕上がりに感動
『piemo』の特徴である“純欲盛れ”な仕上がりに感動

 撮影を終え、落書きを開始。肌のツヤ・頬の血色・瞳のキラキラ…どれをとっても今っぽく、パーフェクトな盛れ感だ。『piemo』の魅力である「うるっとした色っぽさ」と「キラキラとした可愛さ」を掛け合わせた“純欲盛れ”な仕上がりには感動した。特に瞳は、星屑をイメージした粒状のキャッチライトと下瞼の3つの異なる質感のラメでキラキラ見えるように計算されているとのこと。フリューの“カワイイ”を追求する姿勢には脱帽だ。

懐かしの「ネオンペン」や「立体ペン」を使えば、より平成っぽい落書きに
懐かしの「ネオンペン」や「立体ペン」を使えば、より平成っぽい落書きに

 落書きで目を引くのは、落書きペンの種類の多さだ。この機種には2000年代にフリューが発売したプリ機に実際に搭載していた「ネオンペン」や「立体ペン」が復刻し、搭載されている。実際に使用してみたが、ペンのぷっくり感・ギラギラ感が「Y2K」デザインの背景とよくマッチしており、非常に平成っぽい落書きをすることができた。

「一発落書き」デザイン例
「一発落書き」デザイン例
平成に流行したポエム(メッセージ)風のデザインも搭載
平成に流行したポエム(メッセージ)風のデザインも搭載

 ただ、私のように「ギャル文字は未習得」という人もいるだろう。そんな人におすすめなのが、「一発落書き」だ。この機能を使えば、平成のプリのような派手でカワイイらくがきをワンタップで楽しむことができるため、普段落書きをしない人でも簡単に“Y2K”プリに仕上げることができる。「一発落書き」はおしゃれなデザインから、平成に流行したポエム(メッセージ)風のデザインまでたくさんの種類が用意されているため、多世代の心に刺さりそうだ。

誰でも簡単にスタイルアップできる「脚長レタッチ」と「広角レタッチ」機能
誰でも簡単にスタイルアップできる「脚長レタッチ」と「広角レタッチ」機能

 懐かしい平成の話をしてきたが、もちろん『piemo』はプリ機として大きな進化を遂げている。それが、最新AI技術×画像処理技術×ボディレタッチによる“盛れる全身撮影”だ。これまでプリ機での“全身撮影”は「顔が盛れない」「加工が不自然」といった理由でなかなか実装されていなかった。しかし、フリューで約6年ぶりとなる“全身撮影”(※補正ありの正面全身撮影)では、最新AI技術活用や画像処理技術の向上により、顔もスタイルも各段に盛れ感がアップ。従来は撮影者全員に対して同一にスタイル補正がかけられていたため、不自然に脚が伸びることがあったが、『piemo』では一人ひとりに合わせた補正がかけられるように。また、画像処理技術の向上により、顔のパーツごとに細かい加工やメイクを施すことができるようになり、「全身でもしっかりと顔が盛れる」仕上がりが実現した。

「脚長レタッチ」を使うことで、自然なスタイルアップが可能
「脚長レタッチ」を使うことで、自然なスタイルアップが可能
細くしたいパーツにタッチするだけで部分的に加工がかけられる「ボディレタッチペン」
細くしたいパーツにタッチするだけで部分的に加工がかけられる「ボディレタッチペン」

 くわえて、脚の長さや画角の調整がバーで自由にできる「ボディレタッチ」をフリュー初搭載。実際に脚長レタッチを使用してみたが、脚の部分を伸ばすのではなく、腰の位置を上げる補正により非常に自然なスタイルアップをすることができた。さらに、脚やお腹・腕など細くしたいパーツにタッチするだけで部分的に加工がかけられる「ボディレタッチペン」も搭載。顔のメイクレタッチ機能と同じように体もペンで微調整することができるため、肌見せ服の多い「Y2Kファッション」を思い出に残すのにもピッタリだ。

洋服の色味をそのままプリに残すための新機能「コーデカラー補正」
洋服の色味をそのままプリに残すための新機能「コーデカラー補正」

 さらに、カラフルな「Y2Kファッション」やお気に入りの洋服を可愛く思い出に残すために搭載された新機能が「コーデカラー補正」である。プリ機では「クロマキー合成」を使用して撮影したプリにデザイン背景を施すため、緑や黄色などの色は色味が変わってしまう場合がある。そんなお悩みを解決してくれるのが、新機能「コーデカラー補正」だ。撮影後に補正の「ON/OFF」を選択するだけで、洋服を元の発色に戻すことができる。私はこの日黒のニットを着ていたのだが、「コーデカラー補正」をONにすると、黒色がよりパキっとした発色になった。せっかくカラフルな「Y2Kファッション」を楽しむなら、洋服もそのままの色味をプリに残したいはず。ぜひ、この新機能を使ってみてほしい。また、大流行中の“推し活”では、カラフルな推しのグッズを持ってプリを撮るときにも役立ちそうだ。

【まとめ】

 今回はトレンドの「Y2K」をテーマにした最新プリントシール機『piemo』を体験した。『piemo』は派手な背景デザインや落書きペン・スタンプなどの平成テイストと、最新技術を駆使した“盛れる全身撮影”・令和最新トレンドメイクの写りが融合しており、まさに新旧いいとこどりをした機種である。したがって、「Y2K」ブーム真っ只中のZ世代にとっては新鮮で、当時を知っている人には懐かしく感じられる、まさに令和ならではのプリ機だといえるだろう。

 また、これからの卒業シーズンは制服でプリを撮って、思い出を残したいと考えている学生も多いはず。『piemo』の全身撮影なら、顔もしっかりと盛れた状態でスタイル良く撮影することができるため、制服姿を可愛く思い出に残すことができる。

 平成らしさと最新トレンドを詰め込んだ『piemo』は、どの世代も楽しめるプリ機に違いない。

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