“安定した通信回線”が魅力のeスポーツ施設 KDDIが上野に『esports Style UENO』オープン

KDDIが『esports Style UENO』をオープン

 不忍池や動物園、美術館にアメ横と、古くから観光地として親しまれる東京・上野。そんな上野に2月1日、eスポーツ施設『esports Style UENO』がオープンした。

 KDDIが手がける同施設では、10Gbpsの固定回線を施設専用回線として導入しているほか、ASUSのハイスペックPCや、ゲーム・イベントの配信設備を完備している。豪華な設備を利用したパブリックビューイングや配信、イベントの開催が可能なほか、一般客がゲーミングカフェとして利用することも可能だ。

 なお、1月26日にはオープンに先駆けたイベントとして、ゲーム実況者・ドンピシャ、プロ格闘ゲーマー・板橋ザンギエフ、タレント・倉持由香などをゲストに迎えたメディア向けの完成披露目会が開催された。

 同施設のユニークなポイントとして挙げられるのが、「帯域確保型」の通信回線を敷設しているところだ。一般に提供されている光回線の多くは「ベストエフォート型」のサービス形態をとっており、これは言葉通り「最大限努力した状態でサービスを提供する」という意味で、ネットワーク上のトラフィックなどさまざまな要因によって速度が低下する場合があるというエクスキューズの意味合いもある。

 一方で、同施設に敷設された「帯域確保型」の回線は別だ。同社は「専用の固定回線を施設内に敷設し、KDDIのインターネット網へ直接接続することで、高い信頼性と品質を実現した10Gbps帯域確保型のインターネット接続環境を利用できます」としており、KDDIならではの設備だといえる。

 PCについてはASUS社製のハイスペックなモデルを導入しており、周辺機器もあわせてASUSブランドで統一されている。回線・機材ともに快適な環境でゲームをプレイできる。

 また最大140名が参加できるパブリックビューイング会場では、294インチの大型LEDビジョンと、最大10名のゲームプレイ画面を同時に投影できる13台のモニターが設置され、試合観戦の場としても充実している。オープンゲームブースは20席用意され、そことは別に11席利用可能な個室ゲームブース・MeetUpもあるので、5対5で対戦をしながら1台で配信をおこなうなど、“身内大会”の場としても利用できそうだ。また実況配信ルームには人気の配信用機材各種が揃っており、オフラインイベントの実施から配信までを同施設内で完結できる。

 そのほかにも、1階のBLUE LEAF CAFÉでは人気ゲームとタイアップしたコラボカフェも実施予定とのことで、ゲームタイトルファン同士のコミュニティの場としても活用が期待される。

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