『LOVE CATCHER Japan』最終話ーー500万円よりも“愛”を選択? 「今日からは私のことを……」

 そして最後は、今回の『LOVE CATCHER Japan』の中で、最も視聴者の心を揺さぶってきた人物でもあるみさきの告白。もちろん、向かう先は決まっている。我々が知りたいのはその先、彼女が「マネーキャッチャーかどうか」なのだ。

 「私は、ともきと出会えてよかったなって思ってます。短かったし長かったけど、一生の思い出だね」

 コインの箱を開ける。まず、ともきはラブキャッチャーだった。これまでの彼の発言からすると納得の結果だ。一方、みさきを示すコインに書かれた文字は……“マネーキャッチャー”。「私みたいな女にもう騙されないでね」と一言残し、その場を去ったみさきは、ともきの言葉で言えば“大女優”だったわけだ。

 その後、カメラに向かって「私はあくまでゲームをしにきたので、後悔はないです」「ミッション成功、ですね。私は意志を貫き通しただけなんで」とコメントを残したみさき。

 ともきはこの結果に「彼女の方が1枚も2枚も上手だったな」と苦い表情。この展開にスタジオからは、彼が元々マネーキャッチャーだったからこその発言だろうという声も上がった。ともきには“マネーキャッチャーのままでいる”という選択肢もあったはず。そこから役割を変えたのは、彼自身が「疑う疑わないじゃなくて気持ちが動いていた」からなのだろう。

 しかし最後に、みさきに予想外の贈り物が。ともきからみさきへ、手紙が渡されたのだ。

 「この先の2人のことを真剣に考えていきたいし、日本に帰ってもたくさんデートしたい」

 手紙を読み終えたみさきの「間違えた」という涙ながらの言葉は、きっと本物だったのだろう。旅の終わり、メンバーはそれぞれに得たものを胸に抱き、日本への帰途についた。

 最後にサプライズゲストとして、スタジオカップル成立となったはつねとりょうが登場。スタジオメンバーからの祝福を浴びながら、マネーキャッチャーとして目的を果たしたみらとみさきについても、コメントを残した。

 “愛”か“金”か。究極の選択の果てに待ち受けていたのは、壮絶なドラマだった。10人の参加者の全員が、欲しい結果を得られたわけではない。この結末は、ある意味では現実を生きる上での、なによりの“リアル”なのだろう。

 それでも欲しいものに手を伸ばし、自分の心と向き合う8日間は彼らにとって素晴らしい時間になったに違いない。叶うならば、「次の旅」の始まりもぜひ見届けたいところだ。

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