片手で持ち運べ、家族の仕事も遊びも学びも無限大にする“可能性の塊” 『HP ENVY Move All-in-One 24』徹底レビュー

 コロナ禍は私たちの社会に大きな困難をもたらしたが、一方で生活の見直しをするきっかけになったことも事実だ。

 筆者の場合、仕事は極力自宅で取り組んだり、打ち合わせや趣味のヨガをオンラインで済ませるようになったり......といった具合だ。昨今は子どもの習いごともすべて家の外で行うものばかりのため、今後は英語などの学びもオンライン講座も視野に入れて考えている。

 これまでは外出しなければできなかったことも、パソコンさえあれば実現可能。そんな変化に日々利便性を感じている。

 そんな仕事とプライベート、学習や遊びを家のなかのどこでだって取り組めるようにしてくれるのがHPの『HP ENVY Move All-in-One 24』。片手で持ち運べる「一体型ハンドル」でリビング、ダイニング、和室へとフレキシブルに運べ、そこが仕事や遊び場に早変わりする。いわば「ポータブル」デスクトップPCだ。

一体型ハンドルで持ち運び、内蔵バッテリーも搭載

PCはシェルホワイト&グレーベージュのツートンカラーで、まるでインテリアのような美しいデザイン。

 結論から言うと、タブレットがパソコンになったような身軽さが最大の特徴。23.8インチ液晶と存在感ある大きさでありながらシェルホワイト&グレーベージュのツートンカラーが、まるでインテリアのように家中どこに置いても品よく美しいデザインになっている。スペックも充実しており、16GB高速のデュアルチャネルメモリー、大容量で超高速の1TB SSDを搭載。OSの起動時間はわずか10秒程度だ。

一体型ハンドルが付いているため、片手で軽々と持ち上げることができる。
本体背面のポケットには、同梱のBluetoothワイヤレスキーボードを収納することが可能。
置くだけで飛び出す独自構造の「キックスタンド」。

 一体型ハンドルで軽々と持ち上げることができるので、家のなかのどこへでも。特別な操作をすることなく置くだけで飛び出す独自構造の「キックスタンド」はスムーズな動きと安定感があり、同梱のBluetoothワイヤレスキーボードとともに本体背面のポケットに収納すれば一緒に持ち運ぶこともできる。

内蔵バッテリー搭載で、パソコン周りがすっきり。子どもが使用中にコードに足をひっかけてパソコンを倒してしまう心配もない。

 デスクトップPCながら内蔵バッテリーを搭載しているため、パソコン周りもいつだってすっきり。最大4時間のバッテリ駆動が可能。ACアダプターを繋いで常時使用もできる。バッテリー駆動であれば、子どもが使用中にコードに足をひっかけてパソコンを倒してしまう心配もなく安心。

インタッチスクリーンディスプレイで直感的に使える

インタッチスクリーンディスプレイで、大きな液晶画面をタッチして操作できるのが便利。

 筆者がなにより気に入ったのが、インタッチスクリーンディスプレイ。23.8インチの大きな液晶画面をタッチして操作できるのは、直感的に操作が直感的で作業も早くなる。すべてのパソコンに搭載してほしいほど便利に感じた。まさにタブレットのワイド版という印象だ。子どもからお年寄りまで、パソコンの扱いに慣れていない人も使いやすい機能。仕事で細かな作業をしているときほど、カーソルを動かさずにスクリーンをタッチすればいいのはストレスの軽減にもなる。

タッチ操作により、まだタイピングのできない子どもでも簡単に操作できる。

 子どもに使わせてみたところ、スクリーンをタッチすることが楽しい様子。ハードルも下がり、PCを使い始めるにはちょうど良さそうだ。特に小学1年生の長男は操作にもすぐに慣れ、タイピングはまだできないものの、祖父母へのテレビ電話やオンライン学習などはスクリーンのタッチ操作だけで行うなど、早くも使いこなしていた。カメラが自動で顔を追従するため、仕事でのオンライン会議だけでなく一般的なWebカメラならば画角からすぐに外れてしまう子どもの使用にも最適だ。

画面が大きいため、タブレットに比べて臨場感が増す。また、自動輝度調整機能や距離に合わせて音量を調節する「Adaptive Audio」も搭載されている。

 筆者の趣味のオンラインヨガでも、好きな場所に持ち運んで自分だけの時間を楽しめた。タブレットの大きさでは物足りないと感じていたが、画面が大きいことでより画面越しの相手との距離も縮まったような臨場感が味わえている。また、自動輝度調整機能で暗い場所でも明るい場所でも画面が見やすいくなるように設計されているのも嬉しい機能だ。声に関しても「Adaptive Audio」が距離に合わせて音量を調整し、音がはっきりと聞き取りやすい。

AIインテリジェント機能から入力端子まで便利な工夫も

離席時には自動で画面オフになり、席に戻るとデバイスがすぐに起動するという便利な機能も付いており、セキュリティ面も安心。

 AIベースのウェルビーイング機能を搭載しており、離席時に画面を自動でオフにしたり席に戻るとデバイスがすぐに起動する便利な機能が付いている。セキュリティ面でも安心だ。ウェルネス面では、連続使用時間を経過とともにアラートし休憩を知らせてくれる機能や画面との距離を検知し接近時にアラートしてくれる機能まである。

HDMI入力端子搭載で、ノートPCのセカンドディスプレイや家庭用ゲーム機のモニターとしても使用が可能。また、USB Type-C、USB Type-A、充電式バッテリポートなどのポートも充実している。

 HDMI入力端子を搭載しているため、ノートPCのセカンドディスプレイや家庭用ゲーム機のモニターとしても使用が可能。PCの電源を入れなくても外部モニターとしても使える。またHDMIのほか、USB Type-C(信号速度10Gbqs)、USB Type-A、充電式バッテリポートとポートも充実している。

インテル®︎Unison™️プリインストールを使えばより効率的に

スマートフォンとのワイヤレス連携機能は「iOS」、「Android」のどちらにも対応。

 スマートフォンとのワイヤレス連携機能は「iOS」、「Android」のどちらにも対応しており、スマホとのファイル転送やスマホアプリのメッセージ送受信をPCで操作することもできる。スマホで撮った写真や動画の編集や、PCからの音声通話やメッセージの送受信、スマホの通知までもPC上で確認することができるため、仕事の効率もアップ。PC上で完結するのでスマホを触る時間も減って、スクリーンタイムの管理に一躍買っている。

ワイヤレスイヤホン『PolyFree 60』のタッチスクリーン付き充電ケースでは、音量や曲送り、Bluetooth接続設定、イヤホンの制御などを操作できる。

 また、一緒に体験したのがワイヤレスイヤホンの『POLY VOYAGER FREE 60+ UC』だ。タッチスクリーン付き充電ケースで、音量や曲送り、Bluetooth接続設定、イヤホンの制御などをタッチして操作することができる。複数の音声技術により、風切り音や周囲のノイズをブロック。低音は薄めだがすっきりとした聞きやすい音で、クリアな音声だと感じた。

耳にフィットする形状。PC接続用のBluetoothドングル(USB-C)、USB-C/Aアダプターが付属しており、PCと一緒に使えば静かに動画・映画鑑賞ができる。

 耳にもフィットしやすい形状で、オンライン会議や音楽の鑑賞、外出先での通話にも最適だ。PC接続用のBluetoothドングル(USB-C)、USB-C/Aアダプターが付属している。

 もちろん、『HP ENVY Move All-in-One 24』と一緒に使えば、子どもが寝静まったあとの映画や動画鑑賞にも役立った。

本体背面のポケットには、同梱のBluetoothワイヤレスキーボードを収納することが可能。

 今回、体感したのは「パソコン次第で多彩なライフスタイルは可能となる」ということ。筆者としてはデスクトップ並の大画面をどこにでも持ち運べ、そしてインタッチスクリーンディスプレイで直感的に操作できる機能性に魅力を感じた。

 仕事はもちろん趣味や学習、娯楽までと家族みんなで楽しむためには、家にいながら自由でありたい。HPの『HP ENVY Move All-in-One 24』は、それを可能としてくれるアイテムだ。

■参考情報
HP ENVY Move All-in-One 24
POLY VOYAGER FREE 60+ UC

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