世界三大ゲームショウのひとつ『E3』が終了 1995年からの歴史に幕

 世界的ゲームショウのひとつとして知られる『E3』こと『Electronic Entertainment Expo』の終了が発表された。

 日本の『東京ゲームショウ』、ドイツの『gamescom(ゲームズコム)』と並び、「世界三大ゲームショウ」のひとつに数えられてきた『E3』。公式サイトと公式X(旧Twitter)には「20年以上にわたるE3の歴史なかで、毎回規模を拡大してきましたが、別れを告げるときが来ました。思い出にありがとう。GGWP」と投稿されており、その歴史に幕を閉じることを発表している。

 『E3』は1995年に第1回が開催され、アメリカにおける同産業の業界団体・Entertainment Software Association(エンターテインメントソフトウェア協会/以下、ESA)によって主催されてきたイベントだ。近年はコロナ禍の影響もあって、2020年が中止、2021年がオンラインのみ、2022年が中止となり、2023年も中止となっていた。

 ESAは「ビデオゲーム業界の中心として20年以上にわたって役割を果たしてきましたが、E3を終了する決断を下しました」と声明を発表。「引き続き、文化的、そして経済的にポジティブな影響をもたらすESAメンバー企業と業界にかかわる人々への支持に注力していきます」としている。

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