『今日好き 台北編』4話ーー「話すほど友だち感出てくる」女子からの本音に意気消沈
しゅうま、ゆあんとのカップル成立は可能性ゼロ?「なんかさ、友だち感あるじゃん」
激動の『今日好き』。激動の『台北編』。さすがに今回ばかりは、これほど仰々しい書き出しになっても許してもらえるだろうか。『台北編』2日目の夜は、『今日好き』史上でも類を見ない、ピリついた雰囲気が流れる時間となった。
その理由は、ゆあんからしゅうま(呉愁真)に対して放たれた、辛辣に感じてしまうかもしれない一言。彼女にとって、しゅうまは話していて安心感もあり、楽しい時間をともにできる存在。ただ、それだけで進展があるのが『今日好き』の恋ではない。友だち感のあるカップルも間違いではないが、それは恋人としてドキドキする関係性が長続きした先にあるものだと指摘する。その条件を踏まえて考えると、ゆあんが恋愛感情を抱くのは、第一印象から気になっていたひろむ(富口大夢)であり、しゅうまへの想いはあくまでも“友情”。そうした感情が一言に凝縮されたのがこちらである。「なんかさ、友だち感あるじゃん」。
おそらく、最終告白までの時間が限られていたことに、ゆあんも焦りや不安を感じ、少しだけ人に当たってしまった節もあるのかもしれない。あくまでもいまは、ひろむに対する想いが強いと強調した一方、しゅうまには「もっとドキドキしたら変わるんだろうな」と、まだアピールが足りないことを指摘する。しゅうまの立場から考えれば、可能な限りで2ショットに誘い、何度も言葉を投げかけてきたわけだが、どうしても埋まらないひろむとの差。あまりに高すぎる壁に、次第に表情が曇るのも無理はない。同じ状況に陥れば、誰だって彼と同じく、潤んだ瞳になってしまうはずである。
とはいえ「もっとドキドキしたら変わるんだろうな」という発言は、ゆあんから与えられたヒントとも捉えられる。さらなる愛の言葉を投げかければよいのか。はたまた、しゅうまの特技である音楽や、あるいは別の角度から切り込んでアピールをすればよいのか。
ゆあんはあくまで、自身が“ワガママ”を言っていることを自覚していたが、しゅうまにとっては“仰せのままに”と、初日時点でこの条件はすでに了承済みなところ。意中の相手に〈baby Don't test me〉なんて歌詞を書いた楽曲もこの世にはたくさんあるが、しゅうまならこの“課題”を乗り越えられるはず。2日目夜は、今後に向けた“アピール作戦会議”のために寝不足も避けられないか。