素人と同じ材料でプロ級のカルボナーラを実現 料理系YouTuberの実用的テクニック
活字からではなく動画を通して情報を得ることが主流になっているこの時代。料理のレシピは、それを象徴するひとつのジャンルと言えるだろう。そんなさまざまな料理系のチャンネルが存在するYouTubeのなかで、とあるチャンネルに注目したい。それが「ファビオ飯 /イタリア料理人の世界」だ。このチャンネルでは、名前にもあるようにイタリア料理のつくり方や、実際にイタリアに滞在した様子、料理の基礎知識などを配信している。彼のたしかな腕前と知識の豊富さは、明らかにほかの料理チャンネルに比べて別格であり、目が離せないのである。
一般人とプロの料理の腕前の違いは明らかだ。その実力の差が証明され話題となった動画が「【検証】材料同じ|カルボナーラが失敗する理由。押さえておきたい【シェフの技!】」である。この動画では、チャンネルを運営しているファビオの妹が登場。本来であれば、カルボナーラの簡単なつくり方を紹介する予定だったが、急遽一般人の妹も即席でカルボナーラをつくることに。抜き打ちで料理をすることとなり驚きを隠せない妹であったが、緊張した様子でカルボナーラをつくり始めた。
妹が不安ながらつくる過程でも、そこには何気ないファビオの豆知識が隠れている。たとえば、パスタを茹でているさなかの一幕。「パスタの茹で具合って時間を測らなくてもわかるの知ってる?」と妹に質問をした。それに対し妹は「パスタを一本食べる」と答えるが、どうやらそうではないらしい。「パスタを一本菜箸にぶら下げて、その時のパスタのしなり具合でわかるよ」とそのやり方を披露。結局、妹のカルボナーラは自身が「親子丼みたいになった」と発言をするほど不満足な様子だった。
そして、驚かされるのはここからだった。その後は同じ材料でファビオがカルボナーラをつくる流れなのだが、つくる工程が妹とはまるで違う。パスタの茹で方、ベーコンの焼き方や茹で汁の使い方など妹とは別の料理をつくっていると思わせるほどだ。これには妹の反応も「これ本当に合っているの? 大丈夫?」と心配する素振りを見せた。しかし、そこには彼の洗練されたたしかな知識が含まれている。その深い知識とプロとしての手捌きには見応えを感じさせるものがあった。この動画には視聴者も「ほぼ同じ材料でも調理工程の違いでここまで変わるのか…と脱帽です」「普通につくるのとプロがつくるのとで、その差が分かって興味深いです」といった声があがった。
ほかにもこのチャンネルでは「トマトパスタの世界」や「貧乏パスタの作り方」などたくさんの料理レシピやイタリア料理の深い知識が配信されている。そこには彼の『料理人としての凄さ』が魅力として詰まっているのはたしかだ。だがそれだけではない。彼の豆知識や料理の手順は、必ず一般人への目線を合わせてくれる優しさがあるものとなっている。料理に関しては素人の筆者でさえも『やってみたい!』と感じさせるほどの、まさに家庭への『日常の足し』があふれているように感じる。
普通の料理系チャンネルにはない、ファビオの優しさあふれる動画の世界観に、ぜひ一度のめり込んでみてはいかがだろうか。
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