VRで渾身のパンチを叩き込む! 個性豊かなキャラだらけのVR対戦アクション『Brazen Blaze』αテストレビュー

VR対戦アクション『Brazen Blaze』αテストレビュー

 『Brazen Blaze』はMyDearestが開発・パブリッシングを手掛ける、VR専用の対戦アクションゲームである。これまで『東京クロノス』や『ALTDEUS: Beyond Chronos』といった良質なVRアドベンチャーゲームを世に送り出してきた同社にとって初となる本格的なPvP作品だ。開発には、これまで『League of Legends』や『Apex Legends』といった作品に携わってきたRichard Khoo氏や、人気eスポーツキャスターの岸大河氏などが関わっており、今後発売予定のVRゲームのなかでも特に注目を集めているタイトルであると言えるだろう。本稿ではそんな『Brazen Blaze』のクローズドαテストに参加したレポートをお届けする。また、今回のαテストは、Steam VR+Meta Quest 2(Quest Link使用)の環境で実施している。

 同テストは10月7日から9日にかけて開催され、事前の応募者から選ばれたプレイヤーが参加することができた。ちなみに、当初の想定以上に応募が殺到したことによって、急遽、参加人数を当初の予定から2000人へと増枠したらしい。

『Brazen Blaze』の基本的なゲームシステムと、ゲームを彩る3人の個性豊かなキャラクターたち

 今回はαテストということで、プレイできる内容は(恐らく)ゲームの核となる3vs3のPvPマッチのみとなっていた。参加者が多かったということもあり、期間中のマッチングは非常にスムーズで、早ければ数秒、遅くとも十数秒ほど待てばマッチが成立した。

 まずは実際の内容に入る前に、ゲームのルールや簡単なシステムを説明しておこう。各チームは、高層ビルが立ち並ぶ直方体のようなステージに入り、ステージ両端に配置された各チームのスタート地点から行動を開始する。各プレイヤーにはHPが設定され、攻撃によってHPがゼロになると、まずはスタン状態となり一定時間行動不能になる。そこからさらに攻撃を食らうとキルが確定するのだが、一度キルされるとそのラウンドに復帰することはできない。先に相手チームを全員キルした方がラウンドの勝者となり、先に2ラウンドを制したチームの勝利である。ステージは徐々に崩れていき、時間とともに狭くなっていく。

 マッチングが成立すると、プレイヤーはそれぞれ自分のキャラクターとサブウェポンを選ぶことになる。キャラクターはそれぞれに固有のメイン・ウェポン/スキル/アルティメットを持っており、チーム内での重複はNGである。サブウェポンに関しては重複しても問題ない。今回のαテストでは、3人のキャラクターと3種類のサブウェポン(ハンドガン、グレネードなど)が実装されており、一通り試すことができた。

 今回実装されていたキャラクターは、具体的には下記の3名である。いずれもユニークな個性と異なる戦術を持っており、どれを選んでも新鮮なゲームプレイを楽しむことができた。

ライオット
ライオット

ライオット(HP:700/ブーストゲージ:6)

メインウェポン:サブマシンガン(連射性能の高い射撃攻撃)
スキル:ヒーリングエコー(自身と範囲内の味方を回復)
アルティメット:アップライジングビート(音の力で自身を強化する。ブーストゲージ無限/ パンチの吹き飛ばし距離増加)

レガシー(HP:1000/ブーストゲージ:3)

メインウェポン:シールド(敵からの攻撃を防ぐ盾。 装備中もブーストダッシュが可能)
スキル:ナノプロテクション(一度だけ攻撃を防ぐバリアを味方全員へ付与)
アルティメット:オーバーロード(重力波を広範囲へ発生させ敵のガントレット機能を一時停止させる)

スカイボルト(HP:500/ブーストゲージ:4)

メインウェポン:アサルトライフル(射程距離と弾速に優れた射撃攻撃。 両肩に装備しており、2丁同時に使用可能)
スキル:プレデターアイ(敵を遮へい物越しに捕捉する能力を味方全員へ付与)
アルティメット:トリガーハッピー(銃が変形し、敵をホーミングする弾丸を発射できるようになる。)

 普段『Overwatch』や『Apex Legends』をプレイする人であれば、なんとなくそれぞれの機能をイメージすることができるだろう。一点だけ「?」となるかもしれないのが「ブーストゲージ」だが、『Brazen Blaze』では、基本的な移動手段がジェットパックのようなシステムになっており、行きたい方向にコントローラーを向けてトリガーボタンを押すと、その方向に飛んでいくような動きになる。従って、ブーストゲージは、連続して移動できる回数であると捉えるのが良いだろう(もちろん時間とともに自動で回復する)。

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