優里、介護士100名の前でサプライズ歌唱 自身も“元介護福祉士“であることを明かす

 2023年10月12日、歌手の優里が自身のチャンネルを更新。介護士100人の前でパフォーマンスをする様子を公開した。

介護士100人にサプライズで歌ってきた

 今回の動画では、知人の介護士の講演会にともないサプライズ出演をする様子を収めていた。突如現れた大物アーティストの姿に、会場はどよめきを見せた。

 披露した楽曲は「ドライフラワー」。「一曲目にドライフラーを歌うのは合ってるのかなってすごく思ったんですが、自己紹介だったら僕はこの曲かなと思った」とコメントをした。2曲目は「ビリミリオン」、最後には「ベテルギウス」を披露した。

 曲の合間に、自身も介護福祉士の資格を取得していることを告白。きっかけは「おじいちゃんとおばあちゃんがすごく好きだった」ことだと語り、「思い描くような自分のしたいことができなかったり、心が折れそうになるにもあった」と振り返った。

 介護福祉士として働いてるときに、おむつ交換がうまくいかなかった利用者さんとのエピソードについても語った。1年ほど働いてから、「すごく上手になったね。たくさん練習したんだね」と感謝を伝えられたという。「あの人に言われたありがとうが、やっぱり僕の心に残っている」「あのありがとうが、最後の一歩を押してくれてる気がする」と語り、介護福祉士としての過去がいまのアーティスト活動を支えていることを告白した。

 いまは別の道を歩いているが、「音楽で介護士のみなさんの背中を押していけたらいいなと、応援の気持ちも込めて歌いたい」と伝え、「ベテルギウス」を歌い上げた。コメントからは「涙なしでは見られなかった」「介護の現場で働く皆さん、いつもありがとうございます」といったコメントが寄せられ、優里の動画を通して、現場で働く介護士への感謝の気持ちが溢れていた。

 赤裸々に過去を告白するアーティストは少ない。今後も自身の体験をもとにした発信により、視聴者がなにかを考えるきっかけを与えてほしい。

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