『今日好き 夏休み編2023』4話ーーフライング告白の決断をしたのは?「2ショットに誘えるのは男子だけ」特別ルールで波乱の展開に

まう、はなみちと“人生初”の手繋ぎ 最終日を待たずに旅をリタイアする決断も?

 とここで、はなみち×まうが初日ぶりの2ショットに。まうもこれまでの行動に後悔が多いぶん、はなみちをどれだけ想っていたかを夢中で語ってしまうのも仕方がない。なぜここまで2ショットに誘えなかったのかをはじめ、「(人生で)初めての海外なんだよ」「(人を)本気で好きになったの初めてだよ」とアピールをするが、その先の未来を予感させられるような言葉は出てこなかった。彼女が最初に危惧していた、自身がはなみちの“ファン”だと見られてしまうこと。最後には涙も溢れてしまったが、それでもその立ち位置から抜け出せない。

 と、筆者は勝手に思っていたのだが、3日目を迎えたまうは違った。前述の“人生初”という話題から、勇気を振り絞ってはなみちと人生初の手繋ぎ。さすがに緊張のワンシーンだったが、当のまうは「やったー!」と、喜びを噛み締めて握った手をぶんぶんと何度も振っていた。ただ手を繋ぐのではなく、何度も動かすことで自身のキモチの大きさを伝える。そのかわいらしさ、あるいは幼さに、はなみちが少したじたじな様子も新鮮だった。はなみちを含めて、なんとも子犬感ある2ショットだったが、これはさすがに状況が変わってきたか。

 はなみちとの2ショットを終えたまう。彼女がこの後、メンバー全員の目を見開いて驚かせるような一言を放つ。「ちょっといいですか。すいません!」「告白しようかなと思って」。この夏、意中の相手に誰よりも先に告白するのは、まうだった。

 ただ、今後のチャンスを考えると、このタイミング以外に選択肢はなかったと思える。振り返れば、のあがこの日の夜に2ショットをしたい、あるいは自身がはなみちと会話できる出順はそこだろうと出方を伺っていたのは、裏返せばまうが告白する伏線だったのかもしれない。まう自身がどこまで突き詰めて考えていたかは映されてはいないものの、もう3日目にはなみちと会話をできるターンが回ってくる可能性が低いことを察知していたのかもしれないし、どのタイミングでフライング告白をする決断をしたのかも定かではないが、はなみちと距離感が最も縮まり、かつここを逃すとまた遠のいてしまうはず。本当にいま、この瞬間のチャンスを掴むしかないのだ。

 とはいえ、はなみち自身がまう、のあ、わかの間でキモチが揺れ動いているぶん、まうの一世一代の賭けが“敗色濃厚”であることを否定できない。それでも、この後の告白の言葉で、はなみちの悩みを拭い切る可能性だって……。次週オンエアの5話の展開、本当に予想ができない。

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