韓国ガールズグループオーディション『R U Next?』、グローバル投票で日本人が暫定1位に! これまでのハイライトを振り返る
1名が脱落し、21人になった第3ラウンドの「ALL ROUNDERS」では、さまざまなジャンルを消化する力が試される。HIGH・MID・LOWの1位だったへウォン・ソヨン・イェウォンに対し、他のメンバーがリーダーを選ぶ逆指名制で、7名づつのチームに分かれた。ここではK-POPのガールズグループであれば避けて通れないヒールでのダンスに、扇子・帽子・ステッキといった小道具を加えた「ヒールコレオ」と、SWAGに溢れたヒップホップソングをパフォーマンスする「ヒップホップ」の2つのステージで競わることに。
ヒールコレオの課題曲は、少女時代「The Boys」がHIGHのへウォンチーム、f(x)「4 Walls」がMIDのソヨンチーム、CHUNGHA「Dream Of You」がLOWのイェウォンチームがパフォーマンスすることになった。
「Dream Of You」チームのパート分けではメンバー同士が欲しいパート実際に披露して話し合いで決められたが、まだ練習生としての経験の浅いイェウォンとウォンヒがパート割に不満を持つ一方で、ジミンやルカのように一定以上のスキルを持つメンバーはチーム内の実力差に悩むなど、各々で別の葛藤が見られた。チームの為にお互いが協力してステージを作り上げたものの、「グループの中でビジョンがひとつではない」というコーチ陣の意見が。「決していい評価ではなかったと思う」とウォンヒのコメントの通りの結果になってしまった。
「4 Walls」チームでは、扇子を使ったダンスのキリングパートをアイリスが担当する事になり、本人もやる気を見せていた。しかしコーチ陣の中間評価で、ボーカルの弱さや自分のパートしか覚えていないことを繰り返し指摘されてしまう。ボーカルへの酷評により自信とやる気を無くしてしまい、それがアイリスの得意分野のダンスにまで影響がで始めてしまい、アイリスが練習場から脱走してしまうという事態も生じた。本番後、「自信がある人とない人の差がはっきりしてきた」という通り、自信喪失から立ち直れないままのアイリスには「いつまでメンバーに甘えるのか」「もっと頑張るかやめるか」とさらに厳しいコメントが飛ぶことになった。
1人以外は全員がHIGHのへウォンチームは、パート割争奪が激しく行われた。アピール合戦で目立つパートをもらえなかったヨンソとイロハは当初かなり落ち込んでいたが、不満を隠せないイロハをヨンソが「怒りは顔に出る」と嗜める場面も。お互いに不満を口に出し合った後は「少ないパートでもどうやれば目立つことができるのか考える」「目立たないパートでもうまく踊ればいいとわかっているので」とそれぞれが振り切って前向きに練習に没頭していった。結果的にイロハが613点という高得点ながらチームで最低点になり、「同じ少ないパートでもヨンソは目立っていた。その違いを考えてみて」とコーチ陣からアドバイスを受けることとなった。
ヒップホップ対決の課題曲はLISA「MONEY」(G)I−DLE「MY BAG」CL「Tie A Cherry」といずれも強烈なラインナップ。選曲はオーディション番組「SHOW ME THE MONEY」のように、アイキがダンスを、ゲスト審査員としてJay Parkがラップを評価しゲットしたネックレスが多いチームに選択権が与えられた。ここで目立ったのが、思わずアイキも「ネックレスを2つあげてもいいですか?」と言ったフリースタイルは全く初めてというエナのエネルギッシュなダンスと、正式にラップを習った事がない中でEminem「Rap God」の高速ラップを完コピで披露したシャネルだろう。結果はへウォンユニットが「MONEY」、ソヨンユニットが「Tie A Cherry」イェウォンユニットが「MY BAG」に。
「トゥワーク」は初めてというメンバーが多かったイェウォンユニットのステージでは、「楽しんでいる姿で復活した」と言われたジミンと、カメラも見ることが出来なかった最初のミッションとは対象的な堂々とした姿を見せた15歳のウォンヒ。「本当にあのウォンヒ?」とギュリをも驚かせた成長ぶりを見せたウォンヒがユニット内で最高得点を獲得した。
ソヨンのユニットで、第3ラウンドから「ダンスがパワフルでラインが綺麗だし、表情や緩急もあって上手い」と参加者達の中でも目立ち始めたのが日本人メンバーのヒメナだ。第1ラウンドでは一緒のユニットだったイェウォンの病欠でパフォーマンスしたKARA「WHEN I MOVE」のステージ自体が放送からカットされるという不運(YouTubeで見ることができる)に見舞われたが、特にヒップホップステージでは「(かわいいイメージとの)ギャップが素晴らしい」「ヒメナのソロステージが見てみたい」という評価を受けるまでに。今回のステージでもユニット内1位の評価を受けた。
相変わらずパート争い熾烈なへウォンユニットでは、ヒールコレオはパート割の交渉がうまくいかなかったイロハとヨンソだったが、今回は特にイロハの得意なヒップホップということもあり、メンバー間の神経戦が功を奏して2人とも希望のパートを得ることに成功した。「まさに水を得た魚のようで、これがイロハの魅力なんだと思いました」と再び高評価を得たイロハだが、1位は表情づくりとボーカルの安定感で優ったヨンソの手に渡った。
第3ラウンドが終わった時点で、3人のメンバーの脱落が決定した。第5話は個人順位の順にパートを選び、ボーカルとダンスチームに分かれてその中でポジション掌握力を競うミッション、「THE SPECIALISTS」が行われている最中だ。ボーカルユニットの課題曲はテヨン 「Spark」とベク・イェリン「Across The Universe」の2曲に決まった。このラウンドからは一般観客が入り現場投票も加算されるステージになっていく。第4ラウンドまで伏せられていたグローバル投票の結果も加算され、ラウンド後にまたクラス分けが調整される。現在の投票でのTOP6は6位ジミン、5位ジウ、4位ウォンヒ、3位ミンジュ、2位ヨンソ、1位がイロハとなっている。
第3ラウンドでのクラス分けでベネフィット加算の結果、ラウンドで活躍し1位を取ったメンバーですらレベルダウンする事態が多く見られた。第3ラウンド以降に目立つのは、コーチ陣の評価が前半では順位が高かった、スキルが高くミスの少ない「そつのなさ」よりは、ミスを恐れずに、自分の得意分野を自信を持ってアピールする事に成功したメンバーが高評価を得る傾向にあるようだ。日本人メンバー中での注目度や評価も回によって変動してきている。今後の課題や展開からも目が離せなさそうだ。
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