ヤングスキニーに聞く“今の時代の恋愛” SNSを制すものが恋愛を制す?
8月1日より『恋する♥週末ホームステイ 2023夏』(以下:『恋ステ』)の放送がスタートする。本番組は遠く離れた街に住む“出会うはずのなかった高校生男女”が2週間、週末だけの「恋の旅」に出かけるという恋愛番組だ。
そして本作の主題歌「君の街まで」は、ヤングスキニーが番組のために書き下ろした新曲だ。今回は、メンバーのかやゆー(Vo/Gt)、ゴンザレス(Gt)、りょうと(Ba)、しおん(Dr)にインタビュー。彼らの恋愛観や「君の街まで」の聴きどころについて語ってもらった。(伊藤美咲)
しおん(Dr)は『恋ステ』に応募した経験あり
ーーしおんさんは過去に『恋ステ』のオーディションに応募したことがあるそうですね。
しおん:はい、高校に入学してすぐの頃に応募しました。
ーーということは、バンドを始めるよりも前のことですよね。
しおん:まだドラムも始めてないときです。
かやゆー:もし、しおんが『恋ステ』に出てたら今とは違う人生になってた可能性もあるよね。さっき番組でしおんが応募したときの動画を見たけど、何言ってるのかよくわからなかった(笑)。あれ何歳のとき?
しおん:15歳かな。その動画、俺でさえ持ってないからね(笑)。今回はスタッフさんが探してくれたんだけど。
ーーしおんさんはなぜ『恋ステ』に応募しようと思ったんですか?
しおん:中学生のころからよく観ていたんですよね。応募できる高校生になったタイミングで、友だちに「東京男子めちゃくちゃ募集してるから応募してみなよ」と言われて、応募しました。
ーー他の恋愛番組にも応募してたんですか?
しおん:応募したのは『恋ステ』だけですね。でも『今日好き』(『今日、好きになりました。』)や『オオカミ』(『オオカミには騙されない』)などABEMAの恋愛番組はめちゃくちゃ観ていました。
ーー自分が応募した番組のオープニングテーマを担当することになるとは驚きですね。かやゆーさんとしおんさんは第1話と第2話のスタジオゲストとして登場していますが、ご覧になっていかがでしたか?
かやゆー:僕は高校時代に彼女ができたことがなかったので、「ませてるな」と(笑)。田舎で出会いもなかったので、羨ましくなりましたね。自分ができなかった恋愛を擬似体験させてもらっている感覚で観ていました。
しおん:好きな人の一つひとつの言動で、キュンキュンする感じを思い出しましたね。高校生でこんなハキハキと気持ちを伝えられるのは率直にすごいなと思います。
ーー印象に残っているメンバーはいますか?
かやゆー:ゆうまくんですね。他のメンバーに比べたらちょっと奥手な感じがしたので、「がんばれ!」と応援したくなりました。
しおん:でも他のメンバーがすごく積極的だっただけで、本来はゆうまくんぐらいが普通だよね。
かやゆー:そうなのよ。
しおん:ゆうまくんもシャイなわけでもなさそうだし。
かやゆー:みんなのアピールがすごかったよね。
しおん:たくみくんも印象的でしたね。「好きなタイプは? かっこよくて優しい人? 俺じゃん」って言っていて。キザだなぁと思いましたけど、ちゃんとイケメンなんです。
ーー女の子側はどうでしょう?
かやゆー:ねねちゃんは、肌が白くてちょっと天然な感じもあってかわいいなと思いました。何考えているかわからない感じが、逆に探りたくなりますね。
しおん:僕は、いちかちゃんの天真爛漫な感じがかわいいと思いました。明るいけど周りもちゃんと見て、気遣いできる子は惹かれますね。
今の時代はSNSを制すものが恋愛を制す?
ーーみなさんが高校生の頃はどんな恋愛をしていましたか?
かやゆー:高3の夏休みのとき、好きな女の子を夏祭りに誘ったんですよ。そしたら「勘違いされちゃうじゃん」と言われて。「俺は別にいいよ」って言ったら「私はちょっと困る」と言われて振られました。
一同:(笑)。
しおん:僕は不器用でしたね。今思うと、好きな気持ちが先行しすぎて相手に迷惑かけていたんだろうなと思います。
ーー自分から結構アタックしていたんですね。
しおん:普通はアタックしてダメそうだったら、察して身を引くじゃないですか。でも僕はグイグイいっちゃったから申し訳ないなと。
ーーりょうとさんとゴンザレスさんはどうですか?
りょうと:僕はわりとストレートに言うタイプですね。ちょっと気になる子ができたらアタックします。インスタのストーリーズに反応して遊びに誘ってみるとか。
ゴンザレス:僕は恋愛経験がないので、そもそも土俵に立ってすらないですね。かやゆーみたいに彼女がいなかっただけではなく、そもそも異性との関わりがなかったので。
ーー恋愛に興味がなかった?
ゴンザレス:学年のマドンナ的存在の子を「かわいいな」と思うことはあっても、好きになることはなかったですね。学生時代は野球をやっていたので、ひたすらグローブを手につけている9年間でした。
ーーもしみなさんが『恋ステ』に出るとしたら、どうやってアピールしますか?
しおん:絶対自分からアピールしにいきます。日数も限られているので、ガツガツいかなかったら仲良くなれないですよね。自分の殻を破るくらいの勢いで挑んだ方が、うまくいくと思います。何か自分の特技を披露するというよりは、女の子のいいところを見つけたり褒めたりするかなと。
りょうと:僕は何かを頑張るというより、普段どおりで……。
かやゆー:いやいや。頑張らないと女の子来てくれないよ(笑)!
りょうと:いいなと思う子がいれば、積極的に誘いますよ。でもいつも以上に頑張ったり背伸びしたりはしないです。
かやゆー:僕は性格が悪いから、男子メンバーの悪口を女子に言って自分が1番になります(笑)。
一同:やば(笑)!
ゴンザレス:人狼みたいになる(笑)。
しおん:後からめっちゃ叩かれるよ(笑)。
ーー『恋ステ』に限らず、世間や周りの恋愛を見て「今の時代の恋愛ってこうだよね」と感じる部分はありますか?
かやゆー:ちょっと前の世代であれば、アタックするにしても直接話しかけるしかなかったですよね。でも、いまはSNSがあるので、ちょっと遠回りにアピールできるようになったり出会いが増えたりしているなとは思います。
しおん:たしかに、直接話すよりスマホの画面越しに関係性を深めることが多いかも。
ゴンザレス:SNSをうまく使いこなせる人が恋愛でも勝てますよね。
かやゆー:SNSを制すものが恋愛を制す?
ゴンザレス:まさしく(笑)。
しおん:連絡がマメじゃないとダメそうだよね。彼(りょうと)が一番マメです。
りょうと:未読マークがついているのが嫌なタイプなんですよね。
かやゆー:でも仕事の連絡の返事は遅いんですよ。
ーー既読だけつけて返さないパターンですね(笑)。みなさんは好きな子のSNSはチェックしますか?
かやゆー:僕はスマホ依存症だから、好きな子に限らずみんなの投稿をチェックしちゃいますね。
ゴンザレス:僕はあまり興味ないかもしれないです。基本的に誰がどこで何をしているかは個人の自由だと思っているので。インスタのストーリーズで流れてきたら見ますけど、わざわざアカウントに飛んで投稿を見るようなことはしないですね。
しおん:僕は好きな人や彼女の投稿だけは、めちゃくちゃ見ます。タグ付けされてる投稿や家族の投稿まで探しますね(笑)。
りょうと:僕もわりと見る方ですね。タグ付けされている投稿までは見ないですけど(笑)。