なえなのが持つ芯の強さ「仕事をやめたいとは全く思わない」 RADWIMPS・野田洋次郎の提供曲でアーティストデビューした背景

 インフルエンサーのなえなのがRADWIMPSの野田洋次郎からの楽曲提供で、2023年6月28日にアーティストデビューを果たした。なえなのはカリスマインフルエンサーとしてSNSを中心にZ世代からの支持を集めている。SNSからブレイクしたが、現在は『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ系)にはレギュラー出演、『アッコにおまかせ!』(TBS系)には準レギュラーとして出演を果たすなど、TV番組出演を含め徐々に活動の幅を広げている。

 そんな、なえなのがデビューシングル『うあのそら』でアーティスト活動を開始することに。今回は、これまで歌声をほとんど披露してこなかったなえなのがアーティスト活動に踏み切った理由から今後挑戦したい活動について、たっぷりと話を聞いた。

インフルエンサーの姿と異なる“アーティスト・なえなの”

――6月28日に『うあのそら』でアーティストデビューされたということで、いまの率直な気持ちを聞かせてください。

なえなの:みんなの反応が気になって、ドキドキと不安でいっぱいでした。そしたらファンや知り合いから、誕生日の時と同じくらいの量のメッセージが届いたんですよ。それも「めっちゃ、いいじゃん」みたいに褒めてくださる言葉が多くて、すごく嬉しかったです。

――反響が大きかったのですね。

なえなの:やはり、みなさんプロデュースが野田洋次郎さんだったことに驚いていたようです。母からは「すばらしすぎて、本当に私が生んだ子なのか分からなくなってしまう」という感極まった内容のコメントをもらいました。

なえなの

――もともとアーティスト活動に興味はありましたか?

なえなの:タレント活動やインフルエンサーを含めいろんなことに挑戦したいという気持ちがありました。。2年くらい前からは、その派生で歌もやりたいという気持ちがでてきました。ピアノをやっていましたし音楽を聴くのもとても好きだったので、いつかやってみたいと思っていましたね。

――なるほど。だいぶ夢に近づいたのではないでしょうか。

なえなの:夢に近づいたどころか、超えてきましたよ! 野田さんがプロデュースしてくれるなんて、私の想像を超えてきましたね。

――なえなのさんは野田さんといっしょにライブ配信をやっていましたね。

なえなの:そうですね。私はRADWIMPSのファンで、ライブにも行っていました。そのことを公言しながら活動していたら、あるとき、野田さんが私の存在に気付いてくださって。おそらくコロナ禍だったこともあり、野田さんも家でけっこうSNSを見ていた時期だったんだと思います。私のインスタライブを見に来てくれた時に、コラボ配信をする流れになりました。コラボ配信以来、いろいろとお話しするようになって、そこから楽曲の話につながりました。

――憧れの野田さんから楽曲提供を受けると決まったときには、いかがでしたか。

なえなの:最初に話が出た時にはあまりに実感がなくて、嘘なんじゃないかと思っていました(笑)。話が本格的になり始めたところから「おやおや?」となり、実際にデモが上がってきて曲が完成してボイストレーニングに行って……と段階を踏むうちにどんどん実感が湧いてきましたね。最初はまったく自信がなくて自分が歌った歌を聞けないくらいでした。デモの楽曲を聞いた時も、私に歌えるのかという不安が一番大きかったですね。

――そうでしたか。いまでは乗り越えられましたか?

なえなの:曲をリリースしてからの皆さんのコメントを見て、だいぶ安心はしています。

――レコーディングやミュージックビデオ撮影での思い出があれば聞かせてください。

なえなの:レコーディングは野田さんも一緒に朝から晩まで付き添ってくれました。私は普段全く緊張しませんが、このときは大変な緊張でした。緊張すると声が出なくなってしまうので、最初はもう困ってしまって。ボイトレには行っていたんですが、レコーディングは初めての経験だったんです。でもレコーディングが始まってから野田さんやミキサーさんがヘッドホン越しに明るく励ましてくれたので、途中からはリラックスできました。。野田さんからのアドバイスをフレーズごとにいただき、調整しながら楽曲が仕上がっていきました。

――MVのダンスが可愛いなと思いましたが、元々ダンスはやっていましたか?

なえなの:TikTokをやっているので、踊れると思われがちなのですが本当に苦手で。運動がダメだからダンスもすごく苦手なんです。でもMVのミーティングをしたときに、これまでのなえなのとはちょっとかけ離れたイメージにしてみようと野田さんが提案してくれました。私のイメージとしては、いつも可愛い感じなので、そこをかっこよく踊ってみたらいいんじゃないかと。いつもと逆をイメージして、完成したのが今回のMVです。

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