マヂカルラブリーとシャドバプロを対談させたら盛り上がりすぎて収集つかなくなりました【シャドバ7周年・特別インタビュー】
話題は「芸人とプロゲーマーという職業の違い」へ
ーーマヂラブのお二人からみても、当時のふぇぐさんはアグレッシブな選択をされたと感じますか? 芸人さんも夢を求めて、リスクを取った人生選択をされているので、近いものがあるのかなと思いましたが。
村上:当時、まだシャドバが職業になるか分からないのに、休学してまでよく打ち込めましたね。その感覚が良い意味でぶっ飛んでるなと思います。お笑い芸人というのは、仕事として成立していて、どうやって売れていくか、どうやって食っていくかというルートが示されてはいるんです。芸人には専門学校もありますから。
rigze:あぁ、確かに。
野田:いまのeスポーツは専門学校も増えてきているので、ひと昔前の東京芸人の流れと似ているかも。当時もお笑いの専門学校がどんどん増えていて、とはいえお笑いで飯を食えるぐらい活躍できるのはその中から1割も出てこない、という。
ーーふぇぐさんに対して、いまだから聞ける話なのですが、世界王者になった当時、取材が殺到したと思うのですが、正直、億劫ではなかったですか? インタビューする側もシャドバに詳しい人だけではないので、質問も同じような感じになるでしょうし。
ふぇぐ:これは今もメディアの取材を積極的に受けている理由にも繋がるのですが、僕のおばあちゃんが絶対に僕が出ているメディアやプロリーグを見てくれているんです。
シャドバのことを何も知らないおばあちゃんなのですが、いつも「この記事が良かったよ」とかメッセージを送ってきてくれるので、それがモチベーションでもありましたね。取材の内容は……たしかに全部一緒でした(笑)。
村上:優勝者インタビューあるあるですね(笑)。
野田:『M-1』優勝後のインタビューでも「賞金何に使いますか」はずっと聞かれたね(笑)。
4人が語る、新フォーマット「マイローテーション」の楽しみ方
ーーそんなみなさんとシャドバが出会って、ついに7周年を迎えました。ここからは7周年記念大会でも使用される「マイローテーション」について話していきたいのですが、始まったら「まずはこのデッキが組みたい!」というのはありますか?
村上:僕はイージスビショップですね。当時このデッキでめちゃくちゃ勝てたんですよ。ランクマッチを始めたばかりなのですが、すぐにランクA帯にいって「もうこのデッキでいいじゃん」となった記憶があります。
rigze:当時「Aランク帯以下で≪ヘヴンリーイージス≫と≪力比べ≫のコンボが強すぎる」という理由で≪力比べ≫カードに能力変更が入ったんです。特定のランク帯での勝率が高すぎるみたいな感じで。
村上:そうなんだ。ランクが上の方では強くなかったんだ。耐えて、耐えて、コンボを決めたら勝ちっていう、そんな感じの動きが自分に合ってました。
rigze:≪テミスの審判≫で耐えたりですね。
村上:懐かしいですね。≪神魔裁判所≫とか入れてたなぁ。
ふぇぐ:当時強かったカードが結構今回のルールで禁止カードや制限カードになってるので、前回のマイローテーションと比べると、最初は自分の好きなデッキでも勝てそうですね。僕は、ファミ通CUPで優勝したときに使っていた≪リノセウス≫のデッキを組みたいですね。
ーー世界大会優勝決めたドラゴンよりも≪リノセウス≫を使ったエルフの方が思い出深いでしょうか?
ふぇぐ:カード単体では≪リノセウス≫の方が好きなんです。≪リノセウス≫が勝ちにくい環境でも、頑張って使うようにしています。当時の世界大会に出たときのドラゴンも強いとは思うので、トップで≪ポセイドン≫を引く遊びもできるでしょう(笑)。
rigze:僕は≪死期を視るもの・グレモリー≫に調整が入っていないのに注目しています。当時≪死期を視るもの・グレモリー≫周りも結構環境を荒らしていたので、そのカードを入れたネクロマンサーを組んでみようかなと。