ARグラス「Nreal」がリブランディングを発表 「XREAL(エックスリアル)」としてさらなる躍進を目指す

 AR(拡張現実)グラスを開発・販売している、日本Nreal株式会社がリブランディングを行った。これまで「Nreal(エンリアル)」としていたブランド名を「XREAL(エックスリアル)」とし、今後さらなるARグラスの普及を目指していくという。

 リブランディングは、5月16日“旅の日”に行われた東海道新幹線とのコラボイベント「REAL Air Express Tour」内の会見にて発表された。

 登壇したNreal 副社長 兼 日本Nreal 代表取締役のJoshua Yeo氏は、同社の人気ARグラス「Nreal Air」について「ARグラスとしてではなく、“スマートグラス”、“スマートバイス”として使って欲しい」とその再定義を行うため、「本当のAR時代が来るように全社員が努力している」と語った。

 「Nreal Air」は昨年に日本で初めて発売され、中国、米国に展開。各国でのAmazonのランキングや即完記録などを持つなど、IT先進国での評価も窺える。

 そんななか発表された「Nreal」から「XREAL」へのリブランディング。日本Nreal マーケティングマネージャーの下髙原沙也佳氏は、この経緯について「リブランディングの意図ARグラスはユーザーの生活によりそうもの。リアルの生活によりそう、クロス、融合するという意味を込めて『XREAL』という名前に決定した」と話す。

 「リブランディング後はユーザーの生活によりそい、ARグラスをライフスタイルに溶け込ませていきたい」と、スマートフォンが普及したように、スマートグラスとして多くの人に手に取ってほしい、利用してほしいとの思いを掲げる「XREAL」。リブランディング後、早速、次の製品を近日公開するとのこと。「ARをどう次の製品に投影していくのかというところを期待していてほしい」と語るXR業界を牽引する同社の今後の動向に注目していきたい。

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