石塚朱莉 × ガジェットYouTuber・たこまる対談　最高のPCゲーム環境を求めて“マイナスからの挑戦”

文・取材＝中村拓海、構成＝村上麗奈、写真＝はぎひさこ

手軽かつ超重要なポイントはコレ！　オシャレ環境を目指す上でまず変えるべきは“PCの壁紙”

――ゲーミングPCの環境をおしゃれに整える上で、たこまるさんが重要だと考えているポイントはなんですか？

たこまる：おしゃれさを重視したい場合、一番重要なことはPCの壁紙を変えることだと思っています。見える面積が広いですし、無料でこだわれる部分ですからね。デュアルモニターの場合は、2枚あって範囲もさらに広くなるので、まずはお気に入りの壁紙を決めて、それをもとにコンセプトを決めていくのもいいと思いますよ。ちなみに、壁紙は『Wallpaper Engine』というソフトを使えば手っ取り早く、あまりお金をかけずにグッとおしゃれにできますよ。

　あとは、周辺機器の統一感も大切かなと思っています。それぞれの素材や雰囲気を合わせるとまとまりが出ておしゃれになりますよ。それこそファッションでカジュアルやスポーティ、フォーマルさのバランスを考えるのと同じですね。。

――最近は白をベースにしたガジェットも増えてきたりと、選択肢も増えていますよね。

たこまる：そうですね。需要としても、男女問わず「白で統一ってかっこいいよね」「かわいいよね」という話はよく聞くようになりましたし、メーカーの傾向を見ていても白いモデルを出すのが当たり前になってきたのかなと感じます。

石塚：それでいうと、私も白を基調にした環境にしてみたいんです。白くて光ってて、和の要素がある環境。提灯とかぶら下げたいな（笑）。あと、お城の模型みたいなのも置きたくて。

たこまる：お城の模型……ですか（笑）？

石塚：城の模型を置いて光らせたり、そこにヘッドホンをかけたり、和の要素とゲームのかけ合わせで、なおかつ光らせられたらいいなと。

――城の天守にあるしゃちほこにヘッドホンをかける、みたいな？

石塚：そうです！

たこまる：和風がテーマなの、いいですね。日本刀とかも飾りませんか？

石塚：日本刀とか東京タワーとか、いろいろ飾りたいです。それを全部光らせて、私は着物を着る、みたいな（笑）。

ーーゲーミング日本刀ですね……。石塚さんの配信は海外の視聴者さんも多いので、たしかに露骨なくらいの和風が気に入ってもらえるのかもしれません。

石塚：そうなんですよ。ちなみに……和風なデバイスってあるんですか？

たこまる：結構ありますよ。葛飾北斎の絵や、日本の近代美術をプリントアウトしたマウスパッドなども販売されてますから。

　ただ、和のデバイスを選ぶこと自体は難しくないんですけど、白を基調にした和のデバイスというとちょっと難しいかもしれないです。でも完全に白に統一するのではなくて、白の天板に和っぽいマウスパッドを置くとかであればいろんなやり方ができると思います。それこそ、和風な壁紙を選んでみるとか。

石塚：なるほど。たしかに、壁紙とマウスパッドは変えやすくていいですね。

たこまる：そうですね。マウスパッドは横長のものだと大きいので、それと壁紙をコンセプトに揃えるだけでも雰囲気が出ると思います。先ほども言ったとおり、最近は性能面とおしゃれさが両立しているものも多いので、選択肢も増えているのかなと。ガラスのマウスパッドとかもあるんですよ。めっちゃ滑るので、ゲームはしづらいかもしれないですけど。

石塚：そんなものもあるんですね！　おしゃれを追い求める人にとってはいいですよね。

たこまる：これまではおしゃれや性能のそれぞれに特化している製品の方が多かったんですけど、コロナ禍以降テレワークになったという人やゲームをする人が増えて需要も増えたので、メーカーさんがおしゃれかつ性能がいい製品を出すことも多くなったんです。オフィスでも使える見た目のゲーミングキーボードとか、見た目はすごく可愛いけどちゃんとゲームもできる、というようなデバイスも増えています。

――たしかに、コロナ禍になってからは単にラインナップが増えただけでなく、これまでゲームガジェットを買っていた人以外の層も獲得しにいっている感じがしますね。

石塚：それこそ、私もちょうどコロナ禍に入ったぐらいの2年前くらいにたこまるさんのチャンネルに出会いました。

たこまる：そうなんですね！　コロナ禍で自宅にいるからゲームをするという人に向けて動画を出したい気持ちがあったので、まさに戦略通りです（笑）。

石塚：みごとに“戦略”に引っ掛かりました（笑）。