もこ田めめめが振り返る“2018年からのバーチャルYouTuber事情” 「みんな3Dモデリングを一緒にやろう!」
透き通って見えてきた自分の方向性
ーー昨年おこなわれた『.LIVE 1st fes. 星物語』では全体曲「星鏡」がお披露目されました。いつもの皆さんとはまた異なる雰囲気で、思いの込められたものすごい曲でしたね。
もこ田:ありがとうございます。普段、ライブをする際は「よし、楽しむぞ」という気持ちで歌っているんですけれど、このときばかりは曲に込められた想いとか、めめめたちが普段思っているけれども伝えられない気持ちとか……いろんなものをひっくるめて「みんなに届いてほしい」と思いながら歌いましたね。
ーーめめめさんの思いとも合致する楽曲だったんですね。
もこ田:そうですね。「星鏡」で歌われていることは、めめめの中の数ある意思とも一致するものがありました。
ーーめめめさんはその後「Tr!c trac」(花京院ちえり、神楽すず、カルロピノ、もこ田めめめ、ヤマトイオリで結成されたユニット)から引退して、同時に「ファン一号」を名乗っておられますよね。今はファン一号として皆さんの活動を見てどのように感じておられますか?
もこ田:ファン一号って、多分一番近いところで見ていられるいわば“特等席”だと思っているんです。ちょっと特別な場所にいるがゆえに、みんなが陰で努力する姿とか、やりたい夢の話を聞いてるわけなんですよ。
「Tr!c trac」を離れてから今に至るまでを見ていたら「この子たち、まだまだやりたいことがいっぱいあるんだな」って感じましたね。どっとライブも含め、まだまだいける、みんなまだもっともっといろんなことができる、という可能性を感じています。
ーー普段はファンとして応援をしていらっしゃるんですか?
もこ田:応援はもちろんしているんですけれど、どちらかというと裏方として協力もしたいんです。というか、じつは時々協力しています。えへへ。頼ってくれることが仲間としてもすごく嬉しいです。
ーーこうしてめめめさんの5年間を振り返ってみると、シーンの第一線で走りつづけてきた姿と同時に、「ファン一号」のようないろんな人たちの後押しをする姿も見えてきますね。そういった点でも、クリエイターらしいユニークな活動の仕方をされているのかなと感じました。
もこ田:確かに。最前線に立ってみんなにエンターテイメントをお届けするという、バーチャルYouTuberとしてみんなが認識している姿とはちょっと違うかもしれないですね。
こうして活動を続けてきて、今は自分の方向性がどんどん透き通って見えてきたような気がしているんです。一番最初におっしゃっていただいたように、めめめはクリエイター気質なバーチャルYouTuberなので、技術を磨いてイメージを形にして、自分の大好きな仲間たちにそれを提供していきたいですね。
ーー応援という点でいえば、めめめさんはすごく昔からファンアートを大事にされてきたイメージがあります。ファンアートはめめめさんにとってどういう存在ですか?
もこ田:ファンアートって、その方がどういう意図で描いているのか、みんなそれぞれ違うと思うんです。自分も好きなアニメの絵を描いたりしていましたし、そういった二次創作の一環の人もいますよね。ほかにも、推しへの応援だったりする人もいるし、絵の練習のためという人もいると思います。なので必ずしもめめめに捧げられたものとは思っていなくて。「#めめアート」という“ファンアートタグの美術館”にどんどん寄贈されていくイラストを、自分だけのために与えられたものではないと思いながらも、その方の愛を感じつつ、栄養を摂取していく気持ちで見ています。
ーークリエイトすることは、動機がひとつとは限らないと。クリエイターならではの創作に対する敬意の払い方ですね。
もこ田:そうですね。自分は好きなように受け取れる立場でいようと思っています。
ーー最後に、これからVTuberになりたい人たちに、伝えたいことはありますか?
もこ田:みんなも3Dモデリングを一緒にやろう! そして、ぜひめめめに教えてください(笑)。
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