『花束とオオカミちゃんには騙されない』8話ーー“一切視界に入れない”女子メンバー同士の疑い合い 「2人に幸せになって欲しい」は本心?
まなみ(永井愛実)脱落後のアトリエ、落ち込むロビンに話しかけたのはかりんだけでなくなぎさ(齊藤なぎさ)だった。「これからもたくさん友達として話そうね」「まなみちゃんが復活して2人に幸せになって欲しい」という“今だからこそ清々と言える”内容だったわけだが、わざわざ2人きりで伝える必要があったのだろうかとも思える。
周囲はもちろんロビンがまなみのことを好きなことも、なぎさととうたろう(柊太朗)が互いに意識し合っていることも知っている。アトリエ内でロビンとなぎさが話しているところを目撃されても“友達同士”の会話であることが雰囲気で伝わるだろう。
そうではなくわざわざ2人で親しげにしている様子を少し離れたところからあえて皆に目撃させ、印象付けるようにするのは、何か狙いがあったのではないだろうかと勘ぐってしまうのは考えすぎだろうか。しかも、とうたろう不在時に。とうたろうの耳にもいずれこのことが入るだろうこと、そして様々な憶測を呼び、相手が不安に駆られることも織り込み済みではないだろうか。
一方、とうたろうから自分の気持ちがなぎさにあることを伝えられたちせは「とうたろうの気持ちが私に動くように自分も頑張ろうと思った」と答える。ちせは引き続きおみ(夏生大湖)よりもとうたろうに好意があるらしい。
おみに「(とうたろうから)ちょっと話したいって言われて」と含みを持たせて伝えるちせも引き続き怪しく思える。それ以上詳細を聞いてこないおみに「何の内容かは気にならない?」と彼の本気度を探るような質問を繰り広げていた。おみから自分への気持ちは向けさせたまま、とうたろうの前では「自分が頑張る」と言うちせの様子が不思議にも思える。