羽谷勝太が語る「あめんぼぷらす」と俳優活動の相互関係 YouTubeでコメディ系コントが流行する理由は?

羽谷勝太が語る「あめんぼぷらす」と俳優活動

――あめんぼぷらすのファンは、どんな方が多いんですか?

羽谷:もう丸坊主の若者ばっかりです。同年代のファンは男が9割ぐらいを占めるので、もうむさ苦しいですよ(笑)。ありがたいですけどね。

――あめんぼぷらすのYouTubeチャンネルの説明欄に、「夢は女の子にめちゃくちゃモテること」とありますが、たぶんフツーにモテてきましたよね。

羽谷:まぁ、ボチボチ……(笑)。たしかに、YouTubeを始めた当初は、モテたいと思っていました。「(登録者が)100万人いったら、めっちゃモテるやろ」っておまつと言ってたんですよ。でも、100万人いっても全然モテないですね。なにしろ、僕らを支持してくれるのが男ばっかりなんで。丸坊主の子から「スライダーの打ち方を教えてください!」みたいなことを高い熱量で言われるんですけど、「求めてたのと違うー!」という(笑)。

――YouTubeの急上昇ランキングに頻出するなど、今、自分たちの動画がバズっている理由は何だと思いますか?

羽谷:まず、舞台が野球部というところがおもしろいんじゃないですかね。やっぱり、実際に野球部にいたからこそ撮れる動画だと思うので。プラス、フタを開けてみると、“ありそうでなさそう”みたいな、ちょっとリアル感があって、コメディに走りすぎないところが刺さってるんかなって思います。最近は、監督と沖縄旅行で遭遇とか“ないない動画”もありますけど(笑)、基本的にはちょっとしたリアリティというのを軸に置いているので、そこがウケているのかなって。

――それはやはり、しょーたさんの12年間にわたる野球経験があってこそですよね。動画に限らず、野球を長く続けていたことが現在に活きていると感じることはありますか?

羽谷:何事も、スタートし始めは努力が結果につながらないことが多いと思うんですよ。それは野球に限らず。挑戦してダメだった場合、くじけてしまう方もいると思うんですけど。僕は野球をやっていた経験から、“くじけ慣れ”しているというか、頑張ってもすぐに結果へ繋がらないって思える事が大事だと思います。試行錯誤を繰り返しチャレンジをしていく。何度壁にぶつかっても良い!野球を通して培ったその精神が僕を今もこれからも支えていくと思います。

――YouTube業界全体でも、コメディ動画を投稿する人たちが増えている印象を受けますが、それはどのように分析されますか?

羽谷:分析って言葉、ひさしぶりに聞きました(笑)。うーん、なんだろう……YouTube全体についてというのは難しいけど、あめんぼぷらすでいえば、これまで誰もやらなかった“野球部のモーニングルーティン”というジャンルに挑戦したこととか。あと、相方が考えただるスタンプがYouTube界では新たなジャンルだと思うので、そこにうまく入り込んだ感じはします。

――今後、コメディ系以外の動画も投稿していく意向はあるのですか?

羽谷:そうですね。ただ、おまつがコメディ動画好きっていうのがあるので、その世界観を崩さずに基盤として、映画や舞台に形を変えたりしながらやっていけたらいいですね。

――将来的に、あめんぼぷらすは世間にとってどんな存在になりたいと思いますか?

羽谷:おまつがよく言っているのは、「あめんぼぷらすを『サザエさん』みたいに続けていきたい」と。老若男女問わず楽しめる安全でおもしろいチャンネルというか。そういうエンタメを作っていけるチームになっていきたいです。

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