コロナ禍で高校生活を終える生徒に“感動のサプライズ” 卒業式に思い出詰め込んだ「ガシャポンマシン」が出現

「#卒業おめガシャポン」の反響によっては次回以降も検討

 ガシャポンを回すのは、「1人5回くらい」までという定めはあったものの、たくさんのカプセルを抱える卒業生も少なくなかった。

 一生に一度しかない高校の卒業式。

 卒業アルバムや卒業証書といったものではない、いつでも高校時代を思い出せるチャームは、卒業生にとっても最高のプレゼントになったに違いない。

 今回の企画に際し、株式会社バンダイの瀬谷 朋子氏は次のように説明する。

「コロナ禍の中で高校生活を過ごした学生の方に、何か喜んでもらえる特別なプレゼントはできないかと思い、青稜高校側に相談させてもらったのがきっかけになった。2022年の11月くらいから、企画を詰め始めたが、バンダイおよび学校にとっては初めての取り組みで、色々と試行錯誤しながら具現化していった」

 青稜高校にちなんだオリジナルデザインのチャームは「何度か学校に足を運び、担任の先生や在校生などに意見を聞きながらアイデアを出していった」と瀬谷氏は話す。

「初めての取り組みだったこともあり、『数多くのガシャポンマシンを生徒にバレずに設置するためにはどうすればいいか』など、苦労することもあったが、結果的には大成功に終わってよかった。特に次回以降の予定はないが、この企画の反響次第では『#卒業おめガシャポン』の第2弾、第3弾も考えたい」

 卒業式に合わせた「#卒業おめガシャポン」のサプライズは、ハレの日の感動をさらに彩ることができたのではないだろうか。

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