陰キャ高校生だったYouTuberが1軍女子に　人間観察により再現された“生々しいスクールカースト”あるある

　クラスの一軍、二軍……と聞くとドキッとしてしまう人も多いのではないか。学校には、スクールカーストのようなものが存在していて、それぞれが微妙な距離感を保って共存しているということが多くある。そんな学校生活をリアルに再現しているのがYouTuberのまゆゴンだ。この記事では、まゆゴンの動画が視聴者を惹きつけるポイントを紹介していく。

本人はぼっちで陰キャの高校生だった？

　まゆゴンは、スクールカーストの頂点に立つ1軍ギャルたちを演じることが多いが、実際の自分の高校生活は「ぼっちで陰キャ」だったと語っている。学校では、文化祭の日にトイレに引きこもったり、机で寝たフリしながらチラチラ一軍女子を観察したりしていたのだとか。そんな中で、人間観察をし続けた結果、クラスにいる生徒たちを上手くあるあるで伝えられるんじゃないか？と思いYouTubeを始めたのだ。

リアルすぎる描写に胸がザワザワする

　アップされる動画は主に高校が舞台のものが多く、男女問わず色々な会話のあるあるがアップされている。そのほか飲み会で遭遇しがちな色んな男女も取り上げられている。高校生活では、「クラスTシャツで揉めまくる女子」、「他クラスの偵察に行く一軍女子」、「一軍女子のご機嫌を伺う金魚のフン」など嘲笑的なスタンスの内容のものが多いが、動画には少なからず「高校生活が楽しかった人羨ましい！こういうこと、学校で起きてたよね。自分は当事者になれなかったけど……」といった気持ちが見え隠れしているような気がする。視聴者はそんな部分に共感や親しみを感じている人が多いのではないか。

多視点で進むストーリー構成により実際の学校生活を見ているような気持ちに

　最近は一軍女子と一軍女子に距離を取られながらも仲間に入りたくてしかたがない「金魚のフン」をめぐるストーリーを連続で投稿していることが多いが、「一軍女子（みき・かな）」視点、「金魚のフン（あいか）」視点、「二軍女子（ありさ・りか）」視点など、同じ時間軸で色々な立場での主張が描かれていて面白い。それぞれに自分の守りたいものや理屈があって行動しているのがわかり、小さな学校を見ているような気持ちになる。

　人間観察が得意、と公言しているだけあって、それぞれの人の行動原理やキャラクターが透けて見えるのはさすが。今後はどんなあるある動画をアップしていくのか活動が楽しみだ。