【特集】プレイヤーとゲームを繋ぐ“ゲーミングデバイス”、 その魅力と自分に合うギアの選びかた(Vol.1)
デバイスを“DIY”していた時代もいまは昔――ホロライブ・獅白ぼたんが思う「ゲーミングデバイス選びを楽しむために大切なコト」
「フィーリング」や「憧れ」を大切にすれば、デバイス選びはもっと楽しくなる
――現在メインで使用中のマウス・マウスパッドについて、気に入っているポイントや使い続けている理由を教えてください。
獅白:現在愛用しているデバイスは、マウスだとVAXEE(ヴァクシー)社の『ZYGEN NP-01S』で、マウスパッドも同社の『PA FunSpark』です。
『ZYGEN NP-01S』は左右非対称型のマウスだけど、左右の差がそれほど大きくないので、左右対象・非対称のどちらが好みの人にとっても手にフィットする形状だと思います。そこが使いやすく感じるポイントなのかなと。
私個人としては左右非対称型が好き&マウスのお尻部分低めが好きで、なおかつ手があまり大きくないので、やや小ぶりのマウスが自分に合っているのかなと思っています。その点、ZYGENシリーズには『NP-01』という標準サイズの製品の他に、ひと回り小さめのサイズの『NP-01S』があるので、そちらを愛用しています。これがめちゃくちゃ持ちやすいんですよー!
クリックボタンは少し硬めな操作感が好きなのですが、そのあたりの押し心地もよく、ホイールのカッチリした感じも私好みなんです。そして、重すぎず軽すぎずのちょうどいい重さ!
デバイス集め自体は趣味なので引き続きいろんな物を購入しているんですが、ふだん使いするとなれば『ZYGEN NP-01S』に取って代わるマウスはないというのが、いまの状況ですね。
――現在メインで使用中のキーボードについて、気に入っているポイントや使い続けている理由を教えてください。
獅白:キーボードは東プレ社の『REALFORCE』で、もう10年ぐらいずっと同シリーズを使い続けています。というのも、この製品、ぜんぜん壊れないんですよ(笑)。めちゃくちゃ耐久性が高いので、“壊れたから買い替える”ではなく、「さすがに(使い込みによる)汚れが気になってきたなあ……」と思ったら買い替えている感じです。
どんなにタイピングしても壊れないし、指も疲れにくく、もちろんゲーム用途でも一切ストレスがありません! ゲームをする以外にも文章を打つ作業が多いので、そんな私にピッタリのキーボードですね。たくさんのワガママを、これ1台で叶えてくれるキーボードです。これからもお世話になります!
――ふだん、ゲーミングデバイス関連の情報をどのように収集していますか?
獅白:新製品のリリース情報は、おもにYouTubeやニュースサイトなどから知ることが多いです。使い心地などを調べる場合は、個人ブログさんやTwitterを探したり、リスナーとの会話から情報をもらえたりすることが多いですね。製品情報と、レビューのどちらを調べたいかで、情報収集先も使い分けています。
そうやって下調べをちゃんとする一方で、意外とたまたま入ったお店で見かけたデバイスを衝動買いしちゃうこともあるので、秋葉原にあるPCパーツショップのツクモ(TSUKUMO)さんやアーク(ark)さんにもよくお世話になっていますね(笑)。
――実際にゲーミングデバイスを購入する際、決め手になるポイントは何ですか?
獅白:できれば店舗で実際にデバイスを触れてから購入したいと思いつつ、ネットで購入が楽ちんすぎて、フィーリングで買ってしまうことも多いですね……!
もっとも、フィーリングで思い切って買えてしまうのは、いろんな製品を試してきた経験から、自分の好みをかなり細かく把握できているからこそなのかもしれません。たとえばマウスだと、お尻の部分が低いかどうか、自分の手に対して大きすぎないかどうかをとくに重要視しています。
そう言いながら、好みとは真逆のお尻が高めの形状のマウスを「案外、使ってみたら手に馴染むかも?」と思って購入してみることもあるんですが、いざ使ってみると「やっぱり低いほうがいいな……」と落ち着いちゃうので(苦笑)。
モニターに関して言えば、リフレッシュレート(※6)や応答速度を目安にすることが多いですね。スペックは数字が良いものが正義だと思っているので、迷わずそういう物を買います(笑)! また、サイズに関して言えば、24インチぐらいものが見やすく感じて好きです。モニターを買う場合、LG、BenQ、I-O DATA、ASUSのどれかから選ぶことが多いです。
【※6:リフレッシュレート】……画面を1秒間に何回書き換え可能かを表す数値。高ければ高いほど描画が滑らかに見える。一般的なモニターが60Hz(1秒間に60回書き換え可能)であるのに対し、ゲーミングモニターのなかには120Hz~360Hzといった高リフレッシュレートを備えた製品も存在する。
――過去にゲーミングデバイスを購入した際の、失敗談があれば教えてください。
獅白:以前、青地に白い柄がどどーんと真ん中にプリントされたデザインのマウスパッドを使ってみたら、マウスが白い柄の部分に乗ったときだけ反応せず動かなくなることがあったんです。当時使っていたマウスのセンサーが、白色に反応できなかったんですね。最近はマウスのセンサー性能も向上していると思うので、珍しいケースかもしれませんが……。
そこからというもの、「マウスパッドを買うなら黒色一択だぞ!」という教えをフレンドに布教していました(笑)。在りし日の、懐かしい失敗談ですね。
――最後に、ゲーミングデバイス選びに悩める読者に向けてメッセージをお願いします。
獅白:「プロが使っている」、「レビューが良い」、「カタログスペックが最強」といった項目で選ぶのも大切なのですが、やっぱりイチバン大事なことは“自分が使ってみて使いやすいかどうか”だと思います。なので、たまにはレビューなんか気にせず「色が気に入った」とか、「形が好き」とか、「なんかビビビっときた!」みたいなフィーリングで買って、使ってみるのも楽しいですよ!
そうは言っても、できれば失敗したくない……という人は、たとえば「自分が大好きな○○選手が使っている」というような、“憧れの人が使っているデバイス”を調べてみると、デバイス選びをより楽しめるかもしれません。……ということで、ぜひ獅白ぼたんと同じデバイスを揃えてみるのはどうでしょうか! えへへ。
■関連リンク
獅白ぼたん公式Twitter:https://twitter.com/shishirobotan
獅白ぼたん公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCUKD-uaobj9jiqB-VXt71mA
『ディスクロニア: CA』星街すいせい×郡陽介対談 VRゲームとVTuber、“バーチャルなエンタメ”を繋げる音楽
『東京クロノス』を筆頭にしたクロノスユニバース作品で国産VRゲームをけん引するMyDearestの新作VRアドベンチャーゲーム『…