『今日好き サムイ島編』最終話ーー“モテすぎた”が故に失恋 想いを寄せた女子メンバーは涙を浮かべる

こはる&あいみが選んだ男子メンバーは? いよいよ運命の最終告白

 『サムイ島編』もいよいよ最終告白に。結末から述べると、今回は2組のカップルが誕生。あいみ(伊藤愛依海)の人柄がきょうへい(船山恭兵)の意識を変えて、中盤以降は安定感すら覚えたきょうへい×あいみと、さんざ(久保田燦)の“オラオラ感”と、その一方でのさりげない優しさがこはる(黒江心温)をぐっと引き寄せた、さんざ×こはるの2組だ。

 前者のカップルは、あいみの「いまでは"好き”を越えて“大好き”になりました」という告白後、きょうへいの方からも「絶対幸せにするので宜しくお願いします」と、男子側からも告白をするという、女子理想のシチュエーションを体現していたあたり、ふたりの明るい未来を予想できた。

 また、告白前の“最後のアピールタイム”でも、きょうへいがサムイ島編に関する“とびっきりな豆知識”として、この島で出会ったふたりが……と、この旅での思い出を辿りながら、最後に「ウィッシュリボンの前でハグをすると、日本に帰っても幸せになれる」と語り、そのままぎゅーっとハグをしていたのがとても愛しい。あいみよりむしろ、きょうへいの方がゾッコンなのではないかと思わされたくらいだ。

 後者のカップルもまた、この告白でこはるの笑顔を本当に久しぶりに見た気がする。彼女から伸ばされた手をさんざが掴む際、普通の握手ではなくヒップホップ的なシェイクハンズで握っていたところに、“この男はやっぱり面白い”と思わされてしまったのもどこか悔しい。とはいえ、さんざ自身も前回の『ダナン編』で迷いに迷い、カップル成立ならずといった過去を踏まえてか、今度は彼女が悩んでいた際に“自分もこはるのキモチがわかったから”と、経験を踏まえて共感へと繋げていた点で、この結果もかなり腑に落ちたところだ。

 全体的に予定調和だった、と記すと語弊がありそうだが、大きな番狂わせなどはなく、落ち着くところに収まった印象がある『サムイ島編』。第4話で振り返ったはると(大枝晴大)の“やけジュース事件”などはあったものの、おおむね予想できた最終話だった。

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