漁師系YouTuberの漁による利益公開動画が人気爆発 賃金を含む専門職の“リアルな実態”が興味を唆る?

 漁師系YouTuberとして活躍している「瀬戸内海の漁師まさと」が人気を博している。取引の明細を公表するなど、専門職の賃金がどうなっているのか興味深い内容を配信しており、視聴者からは「めっちゃ求めていたチャンネル」などの声が寄せられている。

【暴露】漁師の給与明細が明らかになりました...

 瀬戸内海の漁師まさとでは、他にも漁の風景や釣りの様子を公開しており、視聴者が日常では得られないような情報を発信している。彼らのキラーコンテンツと言える「漁師の給与明細公表」の前にもしっかりと漁を行う様子を動画にして届けており、ひとつの動画で、漁師の1日を体験した気持ちになれる。

 昨年12月27日に公開された「【暴露】漁師の給与明細が明らかになりました...」と題した動画では、ひたすら漁師が仕事に奮闘する様子が映し出されている。もちろん大漁の日もあるのだろうが、見ると気候などに左右される海関係の仕事の大変さを痛感する。

 取引された明細の中身解説では、例えば「ちぬ」は1kgあたり250円で売れていた。安い時は1kgあたり50円になることもあるそうで、100〜200円が相場とのこと。動画では「市場にちぬがなかったんだろうね」とコメントしていたが、そういったリアルな事情も知ることができるのだ。

 本動画の漁では小売業に売ったカニ4杯に約35000円ほどの値段がつき、市場に持っていった魚などが合計17000円だった。ただし、そこに漁を行うための軽油代11000円がかかり、さらに配送料などもろもろの経費が約3000円かかるという。カニが年末需要ということで、高値で売ることができたが、万が一、収穫できなかったら漁に出るだけで赤字となってしまう。リスクのある職業だ。そういう意味でも、この動画を見ることで、普段スーパーに並んでいるお刺身などにも感謝の気持ちが出てくるのではないだろうか。

 このように瀬戸内海の漁師まさとでは、漁師のリアルを伝えている。特に海がない県に住む人にとっては漁師の生活はなかなか想像がつかないはず。とはいえ近年では世界的な健康ブームで魚を食べる人が増えており、食卓に魚料理が並ぶ機会も少なくはないだろう。そういう意味でも「海に出る人がいてこそ、魚料理が食べられる」ということを改めて実感させてくれる。

 漁師のリアルな生活がどのようになっているのか。気になる方はぜひ動画をチェックしてみよう。

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