ゲーム実況者「TOP4」がオールナイトニッポンに初登場　スペシャルパーソナリティとしてゲームを語り尽くす

リスナーからのメールを募集中

 

　オールナイトニッポンの公式Twitterでは放送内で行われる「TOP4サミット」と「TOP4オーディション」の2つの企画が発表されており、それぞれでリスナーのメールを募集している。

 

　「TOP4サミット」はTOP4の4人がゲームにまつわる"答えが出ない議題"を徹底討論するという。たとえば、「RPGをプレイする際に攻略サイトを見るのはアリかナシか」など、いかにも討論が盛り上がりそうな議題が募集中となっている。当日の議論では、彼らがどんな結論に達するのか楽しみだ。

 

　さらに「TOP4オーディション」では、リスナーがTOP4の新メンバーを目指して「自分がTOP4に加入したら何ができるのか」という自己PRを募集。果たして、TOP4の琴線に触れる新メンバーは現れるのだろうか。

 

ゲーム実況とTOP4

　YouTubeやニコニコ動画、Twitchなどで行われるゲーム実況は、ここ数年で若者を中心に絶大な人気を誇るネットコンテンツに成長した。数多くのゲーム実況者や著名人もゲーム実況業界に参入し、その人気はとどまることを知らない。

　TOP4のメンバーは、”ゲーム実況者”という存在がまだ広く浸透していない2000年代からニコニコ動画でゲーム実況を投稿していた。2010年代にメイン活動の場をYouTubeに移してからも、それぞれが個性的かつ精力的にゲーム実況を行なっており、チャンネル登録者数は全員が100万人をゆうに上回っている。

　ニコニコ動画時代や生放送、各種イベントなど、かねてよりの付き合いがある4人はやがて定期的に集まり、コラボ動画を上げるようになった。そして4人でコラボした『Fridaythe13th:TheGame』の実況動画でのネタ発言がきっかけとなり（日本）、TOP4というコラボ名が徐々にファンの間でも定着。

　4名公認の公式切り抜きチャンネルの名称や、今回のオールナイトニッポンの出演により「TOP4」という名称が外部でも認められる存在となったかたちだ。

　2022年にYouTubeの登録者数が400万人を突破したキヨは、4人の中でも特にメディアの露出や外部との接触が多い。定番のホラーゲームやスマホの広告で話題のゲームなど、トレンドを追いつつ多種多様なゲームを抜群のゲームセンスと高いテンションでこなしながら、CM、雑誌出演などもこなしている。2022年には自身のトレードマークである「キヨ猫」というキャラクターのアニメ化プロジェクトにも関わり、声優としても出演している。

 

　レトルトは、「こんちゃーす」というゆるい挨拶が特徴だ。独特の柔らかい雰囲気で行われるゲーム実況は、多くのファンの癒しになっている。本人の人柄とは反対に、ホラーゲームやメンヘラ・ヤンデレ系の女性が登場するゲームなど幅広い種類のゲームを実況している。とくに「ポケモン」や「クレヨンしんちゃん」という作品への愛が深いことも有名で『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」～おわらない七日間の旅～』の先行プレイをきっかけにクレヨンしんちゃんとのコラボが実現。多くのコラボグッズが発売された。

 

 

　ガッチマンは、数々のホラーゲームを解説しながら実況するというスタイルが特徴的だ。初見のリアクションを届ける通常のゲーム実況とは異なり、すでにプレイ済み、攻略済みのゲームを淡々と解説しながら進めていく。そのため、ホラーゲーム特有の絶叫ポイントや難易度の高いポイントも驚くことなくサクサク進めていく様子は一周回って、見ていて爽快だ。2020年にはVTuberとしてもデビューし、その活動の幅や交友関係を大きく広げている。

 

 

　牛沢は、その低く落ち着いた声でアウトローな雰囲気漂うゲームシリーズやストーリーのある作品を長期間実況することが多い。良い声と独特のワードセンスで繰り出されるツッコミは、多くの人を虜にしている。「喧嘩番長」シリーズや「龍が如く」シリーズなど少々治安の悪い作品を取り扱うことも多いが、ファンの中ではビビりながらイキりプレイを繰り広げる「バイオハザード」シリーズや、ゲーム内に登場する動物への惜しみない愛情を注ぐ姿のギャップも人気だ。

 

 

　ゲーム実況者として絶大な人気を誇るTOP4の面々だが、彼らはあくまでも「よく一緒に遊ぶゲーム友達」というスタンスであり、グループではない。ということを公言している。一人ひとりが個々の実況者として活動の軸があり、たまに好きなゲームを持ち寄ってわいわい一緒に活動をしているという緩い繋がりが、TOP4の魅力の一つだ。

 

　そんな彼らの一夜限りの特別なラジオを、ぜひ聴き逃さないようにチェックしてみてはどうだろうか。