約10年ぶりの「アーマード・コア」シリーズ新作はどうなる？　『アーマード・コア6』のトレーラーから考察する、世界観や設定

　四脚のACが撃破された後は、さまざまな機体が登場するテンポの速い流れに。『アーマード・コア V』（以下、ACV）シリーズで出てきた姿を思わせる航空機や、量産型らしき複数の機体などが出てくる。ちなみに、量産型と思われる機体は後ろを向いているのだが、ここで赤い光が出ている場所は背中の上部分。四脚のACを撃破した機体が、反撃の直前に装置を展開してバリアを放った箇所とも似ている。わざわざ強調されている以上、なにかつながりがあるのかもしれない。

　最後に、四脚のACを倒した機体が武器を切り替え、ブースターで加速するとともにどこかへ飛んでいく。腕を伸ばして背中の武器を取る動作は『ACV』の機体に似ており、本作の機体が同シリーズの構成を元にしている可能性は高い。

　機体が消えた後、ここで火の粉のようなものが舞っているが、注目したいのはその色。オレンジでも青でもなく、赤紫をしている。これは今回のトレーラーの冒頭で、惑星を焼き尽くした炎に近い色だ。本作に登場する機体には、ルビコンを襲った災害がエネルギーとして組み込まれているのだろうか。

　プライマルアーマーらしき機構や、背中越しの武器交換など、過去のシリーズ作品を思わせる描写がたくさん出てきた一方で、さきほど引用したインタビュー記事を読む限り、『AC6』の世界観や物語は独立しており、過去作とは直接つながっていないこともわかっている。フロム・ソフトウェアは、本作を「アーマード・コア」シリーズを楽しんできた往年のファンや、これから本シリーズを遊ぶ初心者の両方が楽しめるような作品に仕上げてきてくれるのではないだろうか。

※1：https://store.steampowered.com/app/1888160/ARMORED_CORE_VI_FIRES_OF_RUBICON/?l=english

※2：
https://jp.ign.com/armored-core-6/64541/interview/armored-core-vi