「FINAL FANTASY」35周年に対する海外メディアの反応 FFのアイデンティティは”イノベーション”にあり

 2022年12月18日に35周年を迎えた「FINAL FANTASY」シリーズ。今年の12月9日に行われた「The Game Awards 2022」にて、シリーズ最新作『FINAL FANTASY XVI』が2023年6月22日に発売されることが発表されており、トレーラー映像も公開されている。そんな世界的に人気RPGシリーズの35周年を、数多くの海外ゲームメディアが祝っている。

 NintendoLifeやKotakuなど、多くの海外ゲームメディアは、「FINAL FANTASYシリーズのアイデンティティは、イノベーションである」とコメントしている。「FINAL FANTASY XVI』がシリーズ初の本格アクションRPGになることからもわかるように、失敗を恐れずに常に新しいことに挑戦してきたシリーズだ」とNintendoLifeのAlana Hagues氏は語る。Alana氏は「FINAL FANTASY」シリーズがジョブシステムやATBなどのバトルシステムを世に広めた功績を讃えており、「ここまで変わったゲームが、ほかには思いつかない」ともコメントしている。

 またAlana氏は「ドラゴンクエストシリーズは毎回温かく笑顔をくれるが、FFシリーズはどれも違うため、ムードによってプレイしたい作品が変わる」とも述べている。多くのキャラクターが死ぬような、今までにないダークで深いストーリーをゲームに落とし込んだパイオニア的な存在とも言えるのかもしれない。

 KotakuのJason Schreier氏は、「FFシリーズを定義づけるのは難しいが、メニュー画面の選択音、NPCのダイアログボックスの音、エンカウントしたときの音など、FFシリーズは音によっても定義づけられている」と語っている。

 またGAMERANTのDavid Lowe Bianco氏は、「海外でのアグレッシブなマーケティングと、現実世界との共通点があるストーリーラインによって『FINAL FANTASY VII』は世界的に大ヒットし、JRPGが海外でも売れることを証明した」とコメントしている。

FINAL FANTASY XVI “REVENGE”

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