20周年を機に紐解く『ロックマンエグゼ3』の魅力 シリーズ最高傑作の呼び声も高いアクションRPG

 『ロックマンエグゼ3』は、2022年12月6日に発売20周年を迎えた。今回は20周年を機に、多くのユーザーが支持する本作の魅力をご紹介しよう。

シリーズファンも納得の感動的なシナリオ

 『ロックマンエグゼ3』は、2002年12月6日にCAPCOMから発売されたゲームボーイアドバンス用アクションRPGだ。「ロックマンエグゼ」シリーズの3作目となり、前作および前々作からストーリーがつながっているため、できれば1作目からプレイすることが望ましい。

 本シリーズの舞台となるのは、ITが発達し、疑似人格型プログラム「ネットナビ」が普及した近未来の日本だ。あらゆるモノがインターネットに接続され便利になった一方で、ネット犯罪が深刻化している社会でもある。主人公「光 熱斗(ひかり ねっと)」は、相棒であるネットナビ「ロックマン」と共に、現実世界と電脳世界を行き来しながら、さまざまなネット犯罪に立ち向かうことになる。

 本作は、そんなシリーズの中でも最高傑作との評価を受けることが多いタイトルだ。特に終盤のストーリー展開は前作・前々作から遊んでいるプレイヤーにとっては感慨深いものであり、演出も相まって涙を流したプレイヤーも少なくないだろう。

カードゲームとアクションRPGの融合

 本シリーズは、カードゲームとアクションRPGの要素を融合させたゲーム性が特徴。プレイヤーは斬撃や銃撃、雷などのさまざまな効果を生む「チップ」を組み合わせ、オリジナルのデッキを構成してバトルにのぞむ。ここにアクションRPGならではの操作性が加わることで、戦略とテクニックの双方が要求される高度なゲーム体験を生んでいる。

 また、本作は当時のCAPCOMらしい歯ごたえのある難易度設計だった。ゲーム序盤こそ簡単に進行できるものの、ストーリー終盤ではたびたび遭遇するザコ敵にも苦戦していた記憶がある。もちろんボス戦も簡単なものではなく、特にラスボスの撃破には苦労した。小学生向けをうたうタイトルでありながら、かなり歯ごたえのある難しさだったといえるだろう。

 それだけではなく、本作は「エンディング後が本編」といわれるほどやり込み要素が膨大に用意されていた。各地に散らばる依頼をこなしたり、隠しボスを倒したりといったやり込み要素の攻略に夢中になったプレイヤーも少なくなかったはずだ。

パズルのようにロックマンを強化する「ナビカスタマイザー」が初登場

 本作では、新たに「ナビカスタマイザー」というシステムが追加された。これは、4×4マスのエリアにパズルの要領でプログラムパーツを埋め込み、ロックマンをカスタマイズできるシステムだ。

 ナビカスタマイザーでは、「強力なプログラムパーツほどサイズが大きい」「同じ色のパーツは隣接できない」「特定のエリアにかぶるようにパーツを配置しなければ効果を発揮しない」などさまざまな制約がある。したがって、無尽蔵にロックマンを強化できるわけではないのが面白い。筆者も手持ちのプログラムパーツでロックマンを最大限強化するために相当頭をひねったものだ。

 ちなみに、ルールを違反したカスタマイズを行った場合、ロックマンの戦闘にさまざまな悪影響を与える「バグ」が発生するが、バグを放置したまま戦うことで解禁される要素も用意されている。さまざまなプレイスタイルを許容している懐の深さも、本作の評価が高い一因だろう。

 本作のオリジナル版をいまから遊ぶためには、ゲームボーイアドバンスを手に入れる必要があり少々ハードルが高い。これから遊びたい場合、Wii Uを持っている、もしくは手に入れることが可能であれば、バーチャルコンソール版を購入するのがおすすめだ。

 また、2023年にはNintendo Switch / PlayStation 4 / PC(Steam)向けに、本作を含むシリーズの全タイトルを収録した『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』が発売されるそうだ。本稿を読んで『ロックマンエグゼ3』に興味がわいた方は、こちらの購入も検討してみてはいかがだろうか。

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