『今日好き ダナン編』2話ーー「7回留年してる?」高校1年メンバーの大人すぎるサプライズに称賛の声

だいな×りんか、『プーケット編』継続メンバー同士の関係性が逆転?

 『ダナン編』第2話の視聴を終えて感じたのが、過去の『今日好き』に比べて男子メンバー5名全員の積極性が光っていること。そのなかでも、キーマンとなるような2名の男子が徐々に浮かび上がってきた。

 そのひとりが、この旅からの新規メンバーであるたつや(南平達也)。第1話終盤、男子同士でのビーチフラッグ対決を制し、自身の気になる相手であるりんか(横山莉華)とふたりきりでのランタン流しデートに行ける権利を獲得すると、りんかの想いを一気に引き寄せていく。川を渡るボートに乗り、色鮮やかなランタンに囲まれるロマンチックなデートでは、序盤から「決めていたからね(りんかを)誘うの」「連れてきたかった」と語り、りんかも「結構ストレートに言うよね」と反応。終盤には「(船で)帰る間だけ手、つながない?」と、初日から大胆なアプローチを仕掛けてきた。

 そんな新勢力・たつやの登場により、興味深い構図となっているのが、今年秋の『プーケット編』継続メンバー同士であるだいな(松井大奈)とりんかの関係性。だいなは早速、前述のランタンデートから帰ってきたりんかを2ショットに誘うのだが、なかなか思うようにいかない状況を突きつけられる。りんかにとって、だいなよりもたつやの方が現状は気になるキモチが大きいほか、だいなからの好意にビックリするなど、第1話終盤にあった恋の始まりを予感させる2ショットを上書きするほど、たつやへの想いが確信に近づいているのだろう。

 『プーケット編』でこそ、だいなとりんかにはそれぞれ他に気になる相手がいたわけだが、当時のだいなは“追われる”側、りんかは熱心に“追う”側のメンバーという印象が強かった。それがいまはどうだろうか。たつやの存在によって、このあたりが三角関係化することで、だいなが追う側、りんかが追われる側に逆転するなど、彼らの関係性や恋の性質が一気に揺れ動いているのだ。ふたりにとって、追う恋と追われる恋のどちらが得意なのかは定かではないが、『プーケット編』における顛末と見比べながらこの後の動きを追っていくと、新たな発見を見つけるような楽しみ方ができるのかもしれない。

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