DIYしたタイヤで車は走れる? 海外YouTuberがさまざまなタイヤを使い実証実験
車を専門に取り扱うイギリスのYouTubeチャンネル「Driven Media」(チャンネル登録者数32.2万人)が、DIYしたタイヤでどれだけ車が走行できるかを実験する、興味深い動画を投稿した。該当の動画は、2022年11月19日公開の「How Long Will DIY Tyres Last?」だ。
今回、3種類のDIYタイヤを用意している。まず「車のタイヤは豪華な輪ゴムに過ぎない」と考え、1つめには25,000個の輪ゴムで作ったタイヤを用意した。ホイールに輪ゴムを巻きつけており、制作期間はたったの3日間だそう。ほかには「古い庭のホースで巻きつけたタイヤ」と「ダクトテープで巻きつけたタイヤ」の2つを用意しており、どれも遊び心が溢れていておもしろい。これら3つのタイヤを3台の車に取り付けるが、さすがに車の全輪をすべてDIYタイヤにすると走行できないためか、それぞれ右前のみに装着した。3つのDIYタイヤの耐久性をテストするため、どれだけ長い時間コースを走行できるか、耐久レース形式で実験する。
最初に脱落したのは、庭のホースで巻きつけたタイヤだ。走行中に巻きつけたホースがほどけて脱げていくという、なんとも期待外れな結果に終わった。2番目に脱落したのは、輪ゴムで巻きつけたタイヤ。走行中に輪ゴムのタイヤが切れてしまい、走行不能となってしまった。
最後までに残ったのは、ダクトテープで巻きつけたタイヤだった。なんとほかの2つのタイヤとは異なり、時速30マイル(約48キロメートル)の速さで走行可能であり、ハンドリングも悪くないのだそう。総走行距離は50マイル(約80キロメートル)で、ダクトテープの耐久性が優れていることが証明された。だが、さすがにそれ以上走行したところでダクトテープが剥がれてしまい、走行不能の状態となってしまっている。
ダクトテープ製以外の2つのDIYタイヤは悲惨な状態で、輪ゴムとホースがブレーキパッド周辺に巻きついてしまっている。特に、絡まった輪ゴムの処理は手間がかかり大変そうであり、また「輪ゴムはタイヤの機能を果たしていない」と、散々な結果であった。
今回紹介したYouTubeチャンネル「Driven Media」は、このような一般人には難しい、車を使った大胆な実験企画で人気を集めている。どれも興味深い企画ばかりで、車好きの方はこの機会にぜひDriven Mediaの動画を視聴してみてほしい。