e-Create Spaceの機材選定やスタジオの設営など技術面を支える、株式会社TechnoBlood e-Sports企画運営部次長の吉永篤史氏は、Blackmagic Designの製品選定に関して、「スタジオのコンセプトとして、本格的なプロのeスポーツの大会でも使えるものであること。なおかつ、お客様が手ぶらで来て、eスポーツやそれ以外のセミナーなどで利用されるときに手軽に使えることも重要でした。複雑なことまでできる能力と手軽さが両立できるものを探していく中でBlackmagic Designの製品が多く選ばれました。」と語る。 吉永氏がシステムに組み込んだのがATEM 1M/E Constellation HD、ATEM Television Studio 4K、収録用の HyperDeck Studio HD MiniおよびHyperDeck Shuttle HD、そして複数のDeckLinkキャプチャーカードや Micro Converterだ。ATEM Television Studio 4KはカメラやHyperDeck Shuttle HD、持ち込みPCからの出力のスイッチングに使用しており、そのプログラム出力が配信用の2台のPCやATEM 1M/E Constellation HDに送られる。 「ATEM 1M/E Constellation HDは、会場のLEDビジョンに映す映像のスイッチングに使っています。配信用のPCにはDeckLink Quadを入れています。eスポーツ大会の配信は入力が10ソース以上必要になるのでメインのPCには2枚、もう1台には1枚入っています。そのほかの制作系のPCにはDeckLink Mini Recorder 4Kを入れています。」 吉永氏は続ける。「映像のポン出しができるのと、プロンプターとして使用するためにHyperDeck Shuttle HDを使っています。またゲームの大会ではリプレイも非常に多いので、HyperDeckは非常に便利です。HyperDeck Shuttle HDやHyperDeck Studio HD Miniはコンパクトなので各用途に応じて好きな場所に移動させて使える点が便利です。」