ボイス監修・脚本も手がける敏腕Pの側面も にじさんじ・飛鳥ひなの歩んできた「特殊なルート」
彼女と言えばもう一つ、日頃から健康関連の情報をSNSで共有し、サウナがとても好きな「サウナ女子」としての顔がある。あまりにも好きだったことで、サウナ・スパ健康アドバイザーの資格をとってしまうほど。いわく「資格自体は取りやすい」とのことだ。
こういったポップな話題から、2022年にはがん患者にまつわる「緩和ケア」についての配信イベントにも登壇したこともある。現役医師・全国がん患者団体連合会のメンバーらとともにディスカッションし、身体的な症状のみならず精神的・心のケアもふくめた「緩和ケア」の意味合いを啓蒙する役目をしっかりとこなした。
エンターテイメントや芸能に強い「にじさんじ」において、医療・学術といったシリアスかつアカデミックな場所に登場するのはとても珍しい。こういった場でもしっかりとトークできる数少ない人物といえよう。
再度記しておくが、彼女はゲーム配信を多くこなしているわけではない。SNSや配信を通じて健康について語ることが多く、多くのVTuber/バーチャルタレントによるシチュエーションボイスの脚本を記してきた。
飛鳥ひなは自分の嗜好性に紐づきながら、活動の幅を少しずつ広げていた。しかもその歩みは、スポットライトを浴びる主演キャストというよりも、あくまで後方・脇役としてクレジットされるスタッフのよう。多くのVTuber・バーチャルタレントの歩み方とは似ても似つかない、彼女しか歩めないオリジナルな足跡を象ってきたし、おそらくこれからも、我々には想像できないルートを選んでいくのだろう。
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