オオカミ投票で脱落するのは? 『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』怪しいメンバーを予想
一方で、ひびきからの気持ちが自分から離れていくのを感じ、心境の変化がもたらされていたのがにのんだ。そして、元々“タイプど真ん中”だと本人にも伝えていた、はる(中村榛)に再び惹かれ始める。この再びのアプローチにはるは、うい(三原羽衣)からの一途なアプローチもあり、2人は両想いになっていたのだが、気持ちが揺れ動いてしまう。彼のこの方向転換には“オオカミくん”の気配も漂うが、だとすればもっとにのんの不安や焦りに付け込むタイミングは他にも沢山あったようにも思える。筆者的にはこの3人は“オオカミ”不在のガチ三角関係だと思えるがどうだろうか。
“オオカミ”は自分から相手への気持ちが一方通行でも、うまく騙すということがまず第一の目的であるため、本気で好きになってしまった以外、涙することはあまりない。ただ、“オオカミ”が泣いたりルール違反をしてまで相手のことを守ろうとするのは、結局相手から自分への真っ直ぐな矢印に応えられず、その申し訳なさや罪悪感に押し潰されそうになった時だ。きっと“オオカミ”として相手の気持ちを振り向かせようと必死にアタックしている時は、任務を遂行している感覚で使命感にも駆られるのだろうが、それが翻って誰かにかけがえのない感情を寄せられた時にその残酷さに自分が身を切られるような痛みを覚えるのだろう。そう考えると、ひびきはその苦しみに直面し切る前ににのんから手を引いたようにも見える。
ひびきも認める“優男”のりおがしおりに一途なアプローチをかけ始めれば、仮にしおりが“オオカミちゃん”だった場合には、きっとりおの真っ直ぐな優しさに耐え切れなくなるはずだ。そんな展開が近く待ち受けている気がする。そして、それ以外のメンバーも例外ではなく、これから“脱落”も目前に迫っており、メンバーたちはますます駆け引きに思考を巡らせながら、恋の楽しさと悲しみを受け入れていかなければならない。
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